ポートレートを撮る、ライブを撮る、映像を作る、お宮参りを撮る、遺影を撮る。

僕の生活は、あなたがいることで成立している。

そんなあなたたちに会えない日々が続いている。

それぞれの生活があるなかで、お互いに誰かの生活にお邪魔する時間があるからこそ、その生活がより豊かになっていた。

誰かを失うことは人生の中で何度となく経験してきた。2度と会えないということ。それは、途方に暮れるほど、どうしようもない気持ちになる。

いま、不要不急の外出を自粛するようにされているのは、あなた自身ももちろんだけど、あなたの大切な人たちを守るためでもある。

それでも、会える距離にいるのに会えないというのはこうもストレスになるのか。

いつこの生活が今まで通りになるかもわからない。誰のことも責められない。自粛疲れやコロナ疲れ、コロナ罹患者に対する誹謗中傷。
ストレスだけが溜まり続ける日々。

3.11の時とはまた違う。
あの時は、失ったものが多すぎて、大きすぎて、そのことに持ってかれていた。精神は大きく削られていたが、今とはジャンルが違う。

当たり前だと思っているものは、一つとして当たり前ではない。
自分にとっての常識も、誰かにとっては非常識。

ただ、だからこそ、愛すべき人を愛していかなければ、後悔しかしない。

僕ができることは、存在していた、そこにいたという事実を残すこと。
その、残したものはあなたの生きる何かになってくれたらよりよい。

ということで、アーティストはもちろんこれまで僕が撮影させていただいた方達で生活の何かになるならばご自由に写真を販売したり、制作物に使用していただいて構いません。

もともと、アーティストさんが自ら行うグッズ化等に関して一切制限もしていないし、売り上げからインセンティブをいただくこともしていなかったので今まで変わらないのですが、こんな時だからこそ改めてお伝えしておこうと思いました。

とにかく、1日でも早くみんなと楽しく撮影やら飲み会やらしたいです。

オンライン撮影もするので、気軽に声をかけてください。
もちろん、在宅でできる編集や5月以降の撮影のご依頼もお待ちしております。