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lyrics translation / 歌詞対訳

2020年5月31日

畑仕事とは別の顔、歌詞対訳のお仕事のハナシ。


昨年サマソニの「NF in MIDNIGHT SONIC」にも出演して注目を集めたLAのアーティストBathsが、5/29にコンピレーションアルバム『Pop Music / False B-Sides ll』をリリース!

前作&前々作の『Obsidian』『Romaplasm』に続き、歌詞の対訳を担当させていただきました。

歌詞の対訳というのは、レコード会社から歌詞のテキストデータと曲のデータが送られてきて、それを翻訳します。(曲のデータは提供されず、歌詞だけで訳すということも多かった)

こう書くと簡単なようだけど、歌詞を訳すのってむちゃくちゃ時間かかるし、激ムズなのですよ!!

ニュースのように事実関係を伝えるのとは異なり、感覚的なものを伝えるのって、日本語を話す同士でも苦労することありますよね?誤解されたり、まったく伝わらなかったり・・・

Bathsはインスピレーションと感性の塊で、歌詞がとても詩的です。聴き手が好きなように解釈できるという楽しみがある一方で、訳者としてはできるだけ作り手の意図するところを損なわずに伝えたい。。。

悩んでレコード会社さんに相談したら、ありがたいことにBaths本人に内容を確認しながら翻訳できるよう取り計らってくださったのです。(これは非常にレアなケースだと思います。)

さらに今回は自粛中の作業だったので、曲を聴きながら自然の中を散歩し、プリントアウトとペンを使ってアナログに作業してみました。これがむちゃくちゃはかどった!!

インスピレーションから生まれた作品を訳すには、自分もインスピレーションを感じられる状態になるのが一番手っ取り早いんだなと。そんなプラスアルファの発見もあった今回の歌詞対訳でした。

Bathsの艶やかで谷を流れる風のようなサウンドと、ディープな世界観をゼヒお楽しみください♫ ...私は畑仕事しながら聴いてます(笑)

PS
解説を書かれたUNCANNYの東海林修氏によるBathsのロングインタビューも読み応えがあります!
https://uncannyzine.com/posts/67918



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