ご縁?なんだろうけど。
最近、行きつけとなったお気に入りのお店。2週に一度は店の美味しいもの食べて美味しいお酒を呑み、マスターと世間話をしたい!というのを目標にして日々頑張れている、そんな店だ。
数日前に行ったときのこと。
マスター曰く比較的空いてるよ、と言われた曜日だったが、店は混んでいた。
初めて見る常連さん、よく来ていらっしゃる常連さんと、なかなかの顔ぶれで、むしろ私は新参者。
何とか入れてもらったカウンターの席でいつものメニューを頼み、その日はお気に入りのビールで一杯。
いつもは男性客と話すことが多く、その日もマスターの「お!地学に詳しい人キタキタ」で最初に声をかけてきたのはブラタモリにハマっているという男性客だったのだが、ほどなくして隣に一人で来ていた女性客に声をかけられた。
こちらへはどのくらいの頻度で来てるんですか?
お住まいは?
などなど…
ヲイヲイ、初対面なのにグイグイ来るなと思ったんだけれど
我が子たちが通っていた幼稚園で、先生をやっていたことがあるというではないか。
それですっかり盛り上がってしまった。
だが、店をあとにして冷静になってみると
・我が子たちが通うずっと前に、しかも3年ほどの期間
・元園長に結婚式でスピーチしてもらったほどの仲そうだが、園の近況を知らない
・若い頃から幼児教育の研究職に興味があり、還暦を迎えた今でも若者の育成をしている
などなど…
確かに「園」という共通点はあれど
その日も私は園でお世話になっている趣味のため、訪れたばかり。
かたやもう何年も行っていないが園のコンセプトは気に入っているという人…
「元園長(故人)の婦人に◯◯先生、と言ってみれば分かると思います」と言われ、よかったらLINE教えてもらっても?と連絡先を交換したんだけれど。
いや、いいんだけどさ。
ってか、タイトルからしてずっと「けど、けど」を繰り返してしまった。
そう、何かが引っかかるのである。
お名前聞いたし、ネットで調べてみたら
園のコンセプトとはかけ離れた会社(幼児教育関係ではある)でお仕事されている。
理想と現実はかけ離れもするだろう。
私は今年も春にそちら関係の資格試験を受けるので強ち無関係な職種でもない。試験頑張ってと応援してもいただいた。
だけどこれ以上は詮索しない。
実は昨日も園に行き元園長婦人にお目にかかったが、その方の話はしなかった。
だって今はほぼ付き合いがないんでしょう?ただ園に今も出入りさせてもらってるだけの私に、根掘り葉掘り聞いてくるんだもの。
なにかの折に、思い出したら、くらいでいいかな、と思った。
また、その呑みの日には、最初に声をかけてきた男性から質問攻めにあったのだが。
興味があると言いながら、なんで、なんでと聞いてくる人だった。
「そういうアタマの人」に、噛み砕いて説明するのは骨が折れるし、いやそれって意味があるのか?と、やはり店をあとにしてからモヤモヤ。
逆に、その方の連れや周りにいた方のほうが、私の説明に対して「なるほど、だからこういうことなんですね」「へぇ、そうだったんだ!だからこういうときにはああなるんだ」「そうそう、そうだよね」などなど、共感というか、受け入れてもらえたような返事がきて、それ以上は説明する必要もなかったのだけれど。
まぁテキトーに返事して興味もない話を終わらせたかっただけかもしれない。
それでも、いつまでも堂々巡りな説明をしなくて済んだのだから助かった。
私は、専門的な知識はあるけど専門家じゃない。
知りたいことは人に聞くよりまず自分で調べ、自分が納得いく答えにいきつくまでやるタイプ。
だから時に、それこそ専門家の話を聞くと自分の間違った知識や古い常識に気づくこともある。
それでも、自分でやるからこそ自分の糧になると思っている。
その店のマスターとは価値観が似ており、先のいくつかの大きな地震によって起きた様々な問題に、個人的な意見として話をしていて。
そこで、私が参考にしている学者さんのSNSアカウントを教えたり、それがマスターにはなかなかツボだったりするようでまた話が弾む。
いや、マスターは博学なんだと思う(だからこういう店をやっていけてるんだなとつくづく感じる)。
だからこの店でのご縁はありがたいし、大切にしたいと思ったりもするけど
この日の出会いは、うーん?と唸ってしまうような感じだった。
最近の私は自分の感覚を第一に考えるようにしているから、今はとにかくそれを信じてまた店に行こうと思った。
そんなわけでヘンに盛り上がり閉店近くまで居座って、ポイントカードにスタンプをもらい忘れたことが残念でならない。
2週後、また行こ。
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