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読書感想文 野球にときめいて 王貞治

王貞治半生を語る。図書館でなんとなく見つけてなんとなく手に取った本。僕の地域では平日の朝巨人の星を放映していてそれを楽しみに見ていたので、王さんの事を知りたいと思ったのが本音です。

13年連続ホームラン王、19年連続30ホーマー、二年連続三冠王など挙げるときりがないほどの輝かしい経歴です。

だが生まれた時は貧弱で命が長くないとも言われたり、巨人軍に入団したのはいいものの最初の数年は結果を残せず、三振王とやじられていたこと。

荒川コーチとの出会いで王さんの野球人生は変わった。努力の王というより努力の鬼となり二人三脚でバッティングを作っていった。

努力が報われないならそれは努力と言えないという名言を残しているだけに、圧倒的な練習量が王さんを作っていたのだなと感じました。

また師である荒川コーチについても語っていました。いいコーチとは選手に気付かせることが出来る人だ。
あいつは俺が教えた育てたとかではなく、選手に気付かせること。ホームランを打つと気持ちいいな、また打ちたいなとかチームが勝つと嬉しいなまた勝ちたいなど。そこに気付かせることが出来たらあとは自分から頑張って伸びてきてくれると。

ダイエーの監督時代、西武との一戦でどうしても一点が欲しい場面でバッターは吉永。その長距離バッター吉永にスクイズをさせて失敗し世間からバッシングを受けた。
そのことについて王さんは、あの場面でスクイズだと思っているのは、日本中で俺だけだから、だからこれ以上の最高の手はない。
その件についていろいろ言ってくる人がいたよ、だけどそいつは勝つ必要がない人。俺は勝つ必要があるんだ。だから俺のやった手は最高なんだよ。

シビれましたね。日々勝つために準備をし試合に臨む。その圧倒的な準備が自信を呼びプレーに繋がるんだと。

王さんはそんな野球にときめきを感じプレーしてきました。野球といスポーツが人気な理由がわかったような気がします。

僕はなんで5億も貰ってる選手に応援せなあかんねん。逆に応援してほしいわと思ってましたが、野球選手のプレーや生き様などに勇気やエネルギーをもらい頑張れる人もいると思います。
僕は王さんの本を読んで、まだまだ努力が足りないなと自覚しました。

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