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頑張ることがあるとすれば、自分のご機嫌取り

ご機嫌さんというのは、『愛する人が自分に対してどんな接し方をしてくれるとご機嫌になれるか』と考えると分かりやすいですが、きっと「何でも自分の言うことを聞いてくれる」と誰でもご機嫌さんでしょう。

人には理性がありますし、年を重ねれば成熟もしてきます。
だんだんと小さな子どものように本能的に生きることをしなくなります。

しかし、どれだけ大人になっても、1つも言うことを聞いてくれない人に好感を持つ人はそうそういないはず。

誰しも我慢させたり、抑えつけたり、言うことを聞いてくれない人より
自分を尊重し、言うことを聞いてくれる人と一緒にいる方がご機嫌さんになれます。

そうした「わかってもらいたい欲」は誰しもにあるのですが、それを他者に求めると関係性や現実が不毛なものになってきます。

自分の心に寄り添わないと、一時的に満たされそうな他のもので穴埋めをしようとするかもしれませんし、他者へ厳しさとして向けられる、逆に与えすぎる方向に出る場合もあります。

現状、不平不満、愚痴文句など何か満たされない感覚があるとしたら
『自分が自分の言う通りにしてあげられていない』

自分が自分に寄り添えていないため、自分への不満が外側の現実に映し出されているのですね。



人に一生懸命伝えようとするよりも、一言言ってやらないと気が済まないと意気込むよりも、自分に優しい言葉1つかけてあげるほうがより「分かってもらえる優しい現実」になります。

その時々の自分の欲求や想いをなおざりにして、ここではないどこかのもので満たそうとしても、ぽっかり空いた心の穴と戦い続けなければならなくなります。


外側の現実や人間関係は、自分のご機嫌に勝手についてきます。

あくせく自分を動かし働かせるだけの奴隷状態ではなく
いつだって優しく愛の中で大切にされるお姫様、王子様扱いをしてあげること。


寒くない?何が食べたい?どこに行きたい?
悲しいの?よしよし、泣いていいよ。
あなたが嫌なことしなくていいんだよ。代わりにやってあげるからね。
ずっと一緒にいるからね。ずっとここにいていいよ。
安心してね。守るからね。そのままでいいよ。大好きだよ。

そんな風に寄り添ってもらえると、心は安らぎます。
その相手のことを大好きになれます。信頼だって出来ます。

その状態が「ご機嫌さん」

自分にそんな風に寄り添っていると、とても忙しいです。
人がどう思っているかなど気にしている暇はありません。

人のことが気になってしまうなら、自分に寄り添ってあげられていないサインです。


自分というお姫様、王子様に
今日もたくさん寄り添って、漏れのないように「今、ここの望み」を叶えてあげてください。

そうして自分へかけた愛情は、現実からそのままの形で返ってきます。
私たちに頑張ることがあるとすれば、自分自身のご機嫌取りなのです。

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