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「enter」ですまされていた事

画面と文字をタイプすることで
世界中の人と繋がり
あらゆることを知ることができる。

そのスピードから外れたくなる時がある
特にここ近年。。。
そんな時は
決まって多くの方の手を借りる事にしている。
送る先の人を想いながら決める文字を置くためのもの
(ハガキでも便箋でも、またはそれに変わるもの)
時間をかけてどんな文字をのせようかと吟味し
この言葉の行き先を調べて
普段なかなか呼ぶことがない相手のフルネームを書き
必要な切手を買いに行き届けていただくようにお願いする。

それを今では
100数個のキーボードの組み合わせで文字を打ち
最後に「enter」を押して瞬時に相手に届くという
なんとも早いが、味気がない。
ふと、自分というのを、ちゃんとお届けしたくて
特に感謝の気持ちは
多くの人の手をお借りして
ゆっくり届けていただくことにしている。

それくらいのスピードが心地いい。


                                   ーー 仕事と旅、ときどきYOGA | Hiromi

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