伝わるデザインについて考える💡 〜イベントのポスターから考える

月2回、公務員のコミュニティー・オンライン市役所の<伝わるデザインについて語り合う自主ゼミ>に参加しています。

3月前半は、実際のイベントのポスター案を見ながら皆でよりよいデザインにするにはどうしたらいいかを語り合いました。
この回で学んだことや感じたことを書きます。


届けたい情報が届けたい人に届く手段を

ポスター作りというとついポスターにばかり焦点が当たってしまいますが、みなさんの意見を聞いて、ポスターにとらわれず、チラシに載せたほうがいい情報やSNSで発信したほうがいい情報もあるのだと視野が広がりました。

誰にどんな価値を与えるか

イベントが誰にどんな価値を与えるかについても皆で考えました。
誰に参加してほしいかを考えるのはもちろん、その先のイベントを通してどんな価値を与えられるかまで考えることが必要なんですね。

今までどんな人が参加してくれたのかやどんな楽しみ方をしていたのか、新しいターゲット層がいるとしたらどんなニーズがあるのかなど色々なパターンが考えられそうでした。
私は親子や学生さんなどが思い浮かびました。
子どもと一緒に遊んだり、友達と写真を撮ったり、色々な楽しみ方がありそうでした。

最後にはどんな人に参加してほしいか、その人たちがイベントに参加して楽しむ様子もイメージできてきました☺

私がデザインで大切にしたいと思ったこと

ポスターについて考えていると、どんなまちやイベントなのかなど色々と知りたくなったり、自分は運営する人でもポスターを作る人でもないのに「いいイベントになったらいいな」「参加する人たちが楽しんでくれて、このまちを好きになったらいいな」とだんだんとまちやイベントそのものに愛着が湧いてきました。
すると、「このまちやイベントのよさがもっと伝わったらいいな」と思うようになりました。

ここがデザインの出発点なのかもしれないと、ふと思いました💡

デザインの知識や技術ももちろん必要ですが、
まず興味を持って知ろうとすることや理解しようとすることからはじまるんじゃないかと。
〆切があったりして難しいこともあるかもしれませんが、なるべくそういうプロセスを大切にしたいと感じた回でした。

私が「なるほどデザイン」という本に登場するデザインの7つ道具の中で一番素敵だと思った〈〉を思い出しました。

そのデザインを決めるもの。

7つ道具の最後は「愛」。
デザイナーが持っていたい愛には2種類あって、ひとつは「内容」への愛、もうひとつは「届ける相手」への愛です。

「なるほどデザイン」p.124〜125より 


なるほどデザイン
〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

他にもデザインについてや次回の予定、色彩検定のことなど色々と話しました☺

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