トマトの育て方~授粉させます~

授粉でしっかり実をつけよう!
トマトは両性花といって、花の中央に雌しべが、その周辺に五本の雄しべあります。

受粉02

自然状態では、この雄しべの葯(花粉のう)が破裂して、なかから花粉で飛び出し、中央の雌しべの先端(柱頭)につきます。
このように自分の花の中で受粉が完結するものを自家受粉といいます。
トマトは例外的な品種を除いて、自家受粉を行います。
葯は成熟すると、風が吹いたり、何か機械的振動が加わったりすると破れます。
地植えにしていれば、ハチなどの昆虫がやって来て、葯にふれ花粉が飛び出で受粉が行われます。
けれど、集合住宅の高層階のベランダに住んでいたりすると、なかなか受粉してくれる虫がきませんね。
花がしっかりと開いたら、確実に実を付けるための「受粉作業」をしてあげましょう。
1段目を確実に結実させることがトマト栽培では大切です。
それが出来れば、トマトの2段目以降も正常に花芽分化し、開花、結実をするサイクルが自然に出来上がります。
ポイントは晴れた日の朝10時までに行うことです!
曇りや雨の日など、空気が湿っていると花粉が出にくいので、カラッと晴れた日の朝がおススメです!
トマト花の寿命は開花から3日間です。
梅雨など、雨の日が続く場合は、天気が悪くても「受粉作業」をやりましょう。
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花房を指で軽く弾くようにして、揺らしてあげてください。
※あまり強くはじくと花が落ちてしまいますので、ご注意ください!
【ポイント】花粉は花の中にあります。振動を与えることで、パラパラと       落ちてきて受粉します。
受粉作業の動画はこちら↓↓でどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=enjyqO7Wjos
花粉はなかなか見えにくいのですが、花の下に黒色の紙を置いて振動を与えると花粉が見えることがあります。
受粉が成功したら1週間くらいで実が肥大してきます。

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