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読書ノート

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自分の人生に役に立った本の備忘録です。
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記事一覧

【読書ノート11】「幸福に死ぬための哲学ー池田晶子の言葉」

幸福に死ぬ。人生は一度きりなので、最期はそうやって思えるように生きたいなと思いますが、「幸福」と「死」という言葉がならぶと、幸せなのか幸せじゃないのかよくわからなくなります。 この本は5年前に買いました。でも、なぜ、この本を手に取ったのかよく覚えていません。きっと、どうやってこれから生きて行ったらよいか、考えていた時なんだろうなと思います。 「幸福に死ぬための哲学ー池田晶子の言葉」は、哲学に関する多くの作品を遺さた池田晶子さんの作品の中から、11のテーマにそって文章が引用

【読書ノート10】「外国語上達法」

英語をいかにして学ぶか。これは、永遠の課題です。 英語学習に関する勉強の本は、たくさん読んできました。でも、語学に関する勉強本を読むより、身につけたい外国語に触れる時間を多くとることが一番の近道だというのは間違いないですね。 自分なりに英語力が上がったと思った機会は2回あります。 1.仕事で英文契約書を読むようになった。 2.英語スクールに通い、毎日2~3時間の英語学習を3か月続けた。 これは要するに、外国語を身に付けるには、①継続して外国語に触れる機会を作り、②お金

【読書ノート8】「3週間続ければ一生が変わる」

皆さんには、何か続いている習慣ってありますか? 私は、去年から早起きの習慣が続いています。 そして、最近はnoteが習慣です。 もうすぐ3週間続けられそうです。 『3週間続ければ一生が変わる』は、人生を変える101個の習慣のヒントが書かれている本です。 私がこの本に出会ったのは数年前のことですが、この本を読んでから、私は習慣を意識するようになりました。 この本に書かれている習慣は、ほんとに小さなことです。 などなど。 どれも「やれればいいことに決まっているよね」と

【読書ノート2】「人生に行き詰った僕は、喫茶店で答えを見つけた」

先週、こんなnoteを書きました。 この記事は、最近、書いたnoteの中では一番読まれているようなので、この続きを少し書いてみようと思います。 このnoteの中で私はこんなことを書きました。 世の中の先が見通せなくなった今、「将来のことを考えよう」、「新しいことを始めよう」と思っても、正直しんどいです。少なくとも、私はそういう気持ちになかなかなることができません。 でも、今までやらなければならなかったこと(たとえば、満員の通勤電車、あまり意味のない会議、無駄な書類の整

【読書ノート】「もしも一年後、この世にいないとしたら。」

最初にこの本を読んだときは、まだ世の中はこんなに大騒ぎになっていなかったけれど、世界や日本のニュースを見ていると、自分や家族がいつどうなってもおかしくないんだなと改めて感じています 40年近く生きていれば、「昨日まで元気だった人に明日会えなくなる」という経験の一つや二つはあります。ですから、「この世から人がいなくなることがある」ということは、なんとなくわかっているつもりです。でも、こうやって毎日ニュースをみていると、そのことを真剣に考えさせられます。 昨日、初めてリモート

文章のゴールとは

この仕事をしていると、毎日、何かしら文章を書いています。依頼者とのメール、所内のメール、法律相談のメモ、契約書、契約書へのコメント、交渉相手に出す書面、裁判所に提出する書面などなど。 毎日、文章を書いていると、それが当たり前になりすぎて、「何のためにその文章を書いているんだっけ?」と、文章を書く目的を忘れるそうになることがあります。 2週間ほど前、新宿の紀伊國屋書店に寄ったらたまたまこんな本に出会いました。 その中で、著者の三宅香帆さんは、ジャパネットたかたの高田明さん