『短歌人』2018年4月号掲載五首

富士山に登るひとあり顔しかめ酸素は良いねゆつくりと言ふ

日が暮れる 雪を掻く音聴こえきて三日のお節はぽつりぽつりと

切実な願ひを込めて一文字を書にしたためるやうに一日

死ぬときは選べざれども三日とろろ食みにし記憶の貴かりけり

蟻の巣のやうな新居に老婆逝く桃と林檎の畑の奥で

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hirom_文麿

『雲の色とか』

既発表の自作短歌を集めています。 H26年1月~現在。 H28年「異人の祈り」にて第一回石井僚一短歌賞候補 H28年7月号から短歌人会。
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