私が大好きな絵画
James Ensor〈Portrait with Masks〉,1899
卒業制作を書くために様々なイメージをリサーチしている中で出会った作品。
仮面と骸骨の中に囲まれた、画家らしき人物。
画家らしき人物の顔は、実はルーベンスの顔。(らしい。)
鮮明でグロテスクで、一目見て、魅了された。
ジェームズ・アンソールは"仮面"というモチーフの中に、民衆の滑稽さや残忍性を見出した。
「私は仮面が支配する一人ぼっちの世界に喜んで自らを閉じ込め、徹底的に暴力、光、輝きになりきった。」
この作品で描かれているものと、自分が描こうとしているテーマに、私は運命的な共通点を見出し、強烈な印象を与えられた。
奇妙なことに、この絵と出会った11月19日はアンソールの命日だった。
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