人間力

いい医療をできるかどうか、患者さんの満足度が高い医療ができるかどうかは、医療従事者の技術はもちろん、人間力が問われている、と思ってる。
患者さんや家族がどういった人生を生きてきて、どういった価値観で、今回の治療で何を望んでいるのか、を話し合うことで理解していく作業、それを患者さんや家族と医療従事者で共通認識にしていく作業が求められています。
特に命に関わる病気で、闘病生活が長くなる場合には、医師看護師薬剤師心理師リハビリなどがチーム医療を展開する必要がある。
もう医師がトップの時代ではない。医師は医療のスペシャリスト、看護師は看護のスペシャリスト、薬剤師は薬剤提言監視のスペシャリスト、心理師は心理のスペシャリスト、リハビリはリハビリのスペシャリストなのだ。
この認識がどれだけの医師にあるのか、他の医療従事者にあるのか、が大事。
自分の人間力、医療の技術が問われていると思っている医師が増えて欲しい。自分がしたい医療をするんじゃない。患者さんや家族の思いに、持てる技術でどのように答えていくのか、必死に考える。そこに医療の進歩がある。
あなたの人間力が問われている、という緊張感をもって、診療にあたりましょう。

と自分に言い聞かせる。
今日も頑張ります。

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