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仙台89ers:2023-24シーズン 第26節(3/20 Home Game vs 北海道 at ゼビオアリーナ仙台)雑感

第26節のプレビューはこちら。


◯試合前トピック

・3/11に思いを馳せる

まずはこちら。

荒浜地区へ訪問し当時へ想いを馳せ哀悼の意を表することは毎年恒例のことでありますが、あの日からすでにして13年、当時を知るメンバーは片岡と志村社長のみ。あの時存亡の危機にすら陥った仙台89ersでしたが、当時から支え応援するファン・ブースター、当時ほうぼうを駆け回って支援、スポンサードを取り付けた当時の中村氏以下フロントスタッフの尽力と理解あるスポンサーのおかげで今があります。

奇しくも今年1月1日には能登半島で再び大きな震災が発生し、今なお不自由な生活を強いられている方がたくさんいらっしゃいますが、我々仙台・宮城に住まい、当時のことを知る身としてはやはり13年前のことを忘れるわけにはいかないし、その時の経験を能登の復興に活かしていかなければいけないと強く思うばかりです。


今回もまた次節までの日があまりないため、短評バージョンで参ります(ていうか仕事も忙しくそこまで時間が取れないので、このスタイルをスタンダードにしようかな・・・)。


◯Game(3/20 16:05 TO)仙台72北海道61

Gameのエントリーメンバー、スターターは以下の通り。

Gameに先立ち以下のリリース。前節DNPだった片岡に引き続き前節負傷の小林もDNPに。メンバーには阿部真も名を連ねていますが実質9人のロースターはちょっと厳しい・・・。

・前節のあまりの低調さからどこまでカムバックで来たかと思うも、出だしは非常に低調、前節から全く変わっていないとさえ思えるひどい出来。打てども打てどもシュートは入らず、1Q終了時のFG%はなんと25%。
・対する北海道は新加入のトラビスがいきなりスターターに抜擢された通りの得点力を見せつければ、エースガードの寺園もさすがのシュート力で少しの間合いでも決めてくる。
・しかし今Gameの仙台、前節との違いはディフェンスは強度が戻っており、北海道にもそこまでいい形でシュートは決めさせていないところ。
・2Qもシュート精度は悪いまま変わらず、ディフェンスで踏ん張れていてもじわりじわりとリードを広げられる嫌な展開が続くが、OTO明けになってようやく形ができてきて、一時は11点まで広げられたビハインドも前半終了時には3点ビハインドまでつめることはできた。
・FGが入らなければFTも決められず得点が伸びていかないのは実に歯がゆく、正直に言えばつまらない展開ではあるが、ディフェンスの強度が戻っているためなんとかつないでいる形ではあるので、後半に巻き返すことができるか。
・3Q立ち上がりからヤン、阿部の連続得点でまずはリードチェンジすると、ディフェンスのギアが一段上がり、北海道のオフェンスをシャットアウトし続け、このQを10点にとどめさせる。
・仙台はファウルトラブルに苦しむ北海道からボーナススローを得てはいるのだが、FTがちっとも決められず、リードはそこまで広げられない。
・3Qラストプレイは今Gameのハイライト。ディフェンスリバウンドからの残り4秒、フロントコートにボールを持ち込んだ渡辺がディープな位置からシュートを放つと、ボールがリングに吸い込まれる値千金のブザービーターに。2020-21シーズンB2プレイオフ西宮戦を思い出した方も多いのでは?

・渡辺のブザービーターで勢いづいた仙台は4Qに追い上げられる場面もあったものの、ディフェンスの強度は保ち続け、落ち着いたGameコントロールで再度のリードチェンジは許すことがなくGameをクローズ。
・終わってみれば11点差でしっかり勝ち切れたほか、今Gameもまだタッチが戻っていないかな?と思っていた阿部がいつの間にかの29得点(後半で20得点)でキャリアハイを達成。

◯最後に

前半の不出来さについては、前節というよりも第13節のHome茨城戦に近い感じだったでしょうか。ディフェンスはしっかりできているものの、オフェンスが全くついていかない、見ている側としては非常に面白くない展開となってしまいました。

またシュートが入らないまでも、積極的なアタックはしていたところから北海道のファウルトラブルを誘うまではよかったのですが、今度はボーナススローが決められないのはいただけなかった。もともとFTが得意ではないゲルンがはずすのはまだしも、そのほかのメンバーにはもう少ししっかりと決めてほしいところ。ちなみに今GameのFT%は60%。

では主要チームスタッツを眺めてみましょう。

PPG:78.4→78.3
FG%:43.3%→43.2%
APG:20.5→20.4
OFFRTG:106.1→105.9

やはりこのところ得点数があまり伸びていないこともあってオフェンス系のスタッツは下降気味。特効薬のようなものなどありはしませんが、もう少しFG%をあげられないものかな・・・。今Gameも40%に届かずじまいでした。

RPG:40.7→41.0
OPP・PPG:80.0→79.5
DEFRTG:108.2→107.6

ディフェンス系は今Gameで失点を60点台にとどめることができたこともあって少し上昇傾向。平均失点が80を切ったのは良き。

さて次節は前節仙台をボコボコに叩きのめした秋田を今節ボコボコにした現在13連勝中の宇都宮と。その宇都宮には仙台も先月のWeekDay Gameで手も足も出ないままボコボコにされてしまっていることもあって、正味な話、どこからどう考えても勝ち目が見出せない、とんでもない強敵と言わざるを得ません。

今節はなんとか一矢を報いることができるのか、あるいは一泡吹かせてやることができるのか、それとも再びコテンパンにやられてしまうのか・・・。ワタクシ、今節のチケット争奪戦に敗れ去り、自宅でバスライ観戦かなと思っていたところ、Game1のチケットが先ごろ運よく手に入りましたので、現地で半ば怖いもの見たさで顛末を見届けにいってまいります(Game2はもとよりベガルタのほうへ行く予定だったのでいかないつもりではありました)。

それではまた。

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