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仙台89ers:2021-22シーズン 第19節(代替試合:4/27 Home Game vs青森 at 塩釜ガス体育館)雑感

今節のプレビューはこちら

◯試合前トピック

・仙台ラーメンフェスタとコラボ

先日、ツイッターのタイムライン上にこんなツイートが流れてきました。

ほほう、と思ってみるとちょうどホーム最終節と(この時点では未確定)プレイオフクォーターの開催日程にばっちりあっていて、会場はゼビオアリーナとお隣の東日本放送との間の広場。

そこでワタクシこんなツイートを。

とまあ妄想を吐いておりましわけですが、そうしたらばなんとこれですよw

まさかのコラボ実現wこのアナウンスを見た時のワタクシの気持ちは、まさにエジプトに潜伏しているDIO様のごとく「きさま!見ているなッ!」

会場に赴く楽しみが増えました。

◯Game(4/27 19:00 TO)仙台94青森56

スターターはこちら。

前節Game2の片岡のところを変えて岡田Game前にとあるクラブ関係者とお話しをしたところ、澤邊と片岡はコンディション調整のためベンチ外とのこと。確かに片岡は前々節少し傷めたようなことを藤田HCからコメントがあったような。

しかし怪我で離脱を余儀なくされていた選手たちもほぼ快復し、13人揃ったところもありますので、プレイオフに向けてはあまり無理をさせられないのもやむを得ません。

一方青森の方は前節東京Z戦でようやくようやくコート上にリチャーズが戻って来て、今Gameもメンバー入り。また前節コンディション調整でベンチ外だった元仙台臼井も今Gameでは元気そうな姿を見せています。

このGame青森はスターターでは司令塔にゴールデンルーキー駒沢ではなく前節3P絶好調の下山と伊藤の2ガード体制、ディフェンスは頭から3-2のゾーンディフェンス。

仙台は前節越谷戦ではゾーンディフェンスに手を焼いたシーンも見られましたが、岡田の3Pに始まりメインセ、バーレルのアタックなどで9-0のランとしたところでさすがに青森はタイムアウト。

その後田中に待望の3Pが来るものの双方FGの精度は今一つで、外してはポゼッションが替わる、と言った展開が続きますが、仙台ディフェンスは頭からインテンシティ高く、青森からよくターンオーバーを誘えていて、青森にFGを1本も許さずFTの1点にとどめるという鉄壁さを披露。

仙台は青森のオフェンスを封じ続けるというエゲツないまでのディフェンス力を見せつけた割にはオフェンス精度の悪さでなんとなくピリッとしない、どこか大味な展開に見えます。一方の青森はリチャーズ復帰ということもあってか、前回対戦までのような3Pを多投するスタイルは影を潜めた感じ。

2Qに入ると青森は持ち直し、リチャーズと駒沢のツーメンプレイやリチャーズのポストアップからのゴールなどで対抗しはじめます。仙台ディフェンスも1Qからはどことなく緩んでしまっている感じも。

仙台はやはり少しゾーンディフェンスを攻めあぐねているようなところから3Pを多投していますが、なかなか精度が上がってきません。3P成功率はOTOまでで4/16、25.0%ぐらいでしたでしょうか?やはり少しタッチが悪そう。

2Qはそのままどちらも大きなランを作ることなく得点をしあい、1Qで作ったリードとほぼ変わらず前半は終了、仙台は多投した3Pが5/19は26.3%のスタッツではやはりいかにも精度が良くないのがわかります。一方この間までは仙台以上に3Pの試投が多かった青森は2/8と仙台の半分以下ということで、リチャーズ復帰に伴って3Pに頼らない戦い方を目指しているのでしょうか。

仙台は今Game寺澤がオンコートの時間が長く、澤邊や片岡が不在の分チャンスを与えられている感じ。プレイオフを勝ち抜くためには若い力の台頭も必要だと思うので、後半も良いプレイでアピールしたいですね。

3Qも3P中心に攻めてきますが、岡田、月野、バーレルが連続で決めていくとリードをスッと広げていきます。青森も負けじと下山の3Pで食い下がりますが、2Qでどこか緩んだような仙台のディフェンス強度を上げると、青森の攻撃を再度封じ込めにかかります。

青森にはリチャーズが復帰して以前より高さは増したものの、インサイドではやはり仙台に分があり、セカンドチャンスから得点を重ねられていき、じわじわリードを広げていくと最後は寺澤の3Pも飛び出して28点差とし、今Gameの大勢はほぼ決まったでしょうか。前半は精度が良くなかったこ3PもこのQは4/7と一気に向上。

4Qもすばやいパスワークで揺さぶってからの3P、外に開いたところでペイントアタックなどで着実に得点を重ねてリードをまた広げていくと渡辺復帰後初得点となる3Pも決まるなど危なげなくGameをクローズ。最終的にはコーギー寄贈スコアをクリアした94得点、失点は56点に抑え、前半は不調に見えた3Pも13/34は38.2%の決定率とまずまずなスタッツとしてフィニッシュ、Bリーグ発足後通算100勝目を圧勝で飾ることができました。

気になった選手:(青森)リチャーズ
青森加入後なかなかコンディションが調わず、DNPの日々が続いていたところ、3月になって腰椎間板ヘルニアを患っていたことがクラブからリリース、なるほどプレイができないわけでした。

しかし今Gameでのプレイを見る限り、上背はありますし、サウスポーから繰り出すシュートタッチも柔らかくこのGameでも14得点のポイントリーダーとなっていましたのでやはり力のある選手であることは伺えました。

もし彼が早い時期から稼働できていて他の選手たちとのケミストリーを高められていたなら、今季クラブはここまでの不調をかこうこともなくいつものように簡単に勝つことなどできない手強い相手となっていたのではないだろうか、と思わずにはいられません。

◯最後に

前節越谷戦でプレイオフクォーターのHome開催をクリンチして、今節を含めた残り3Gameはプレイオフへ向けての総仕上げと行きたいところで、コンディションの面から澤邊と片岡はベンチ外の中、輝きを見せたのはGame MVPにも選ばれた特別指定選手の寺澤でした。

越谷戦では帯同されるもベンチ外ということで些かの悔しさもあったことでしょう、今Gameではプレイタイムを多く与えた藤田HCの期待に応える3Q2本を含む10得点4リバウンドでキャリアハイの活躍となりました。

特別指定と言えばもう1人の岡田、こちらは加入後から非凡なオフェンス能力を我々に見せつけてきましたが、このGameも3P3本を含めた13得点で安定の活躍。

プレイオフはレギュラーシーズンと異なり2つきっちり勝ちきらないと次がなくなる厳しい闘いになりますが、こうした寺澤や岡田といった若い力の台頭や、片岡や寒竹、月野、荒尾といったベテランや外国籍選手たちなど、全ての力を引き出し、強い気持ちをもって臨んでいくことが重要になりましょう。

まずはレギュラーシーズンも残り2試合、我らがHomeゼビオアリーナでの福岡戦もしっかり勝ち切って、最高の形で我々ファン・サポーターもプレイオフへ臨むことにいたしましょう!

それではまた。

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