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2023年9月定例議会(決算審査)の報告。

 名取市議会議員のさいひろみです。

 9月議会は決算審査の議会でもあります。
 過年度の取組、今回の場合だと2022(令和4)年度の取組などを確認する決算審査があります。

 総括質疑(会派代表質問)で、一般質問で取り上げた項目や気になる内容があったので紹介します。

1.民生委員・児童委員の成り手不足解消への取組と課題は?

 2022年度から推薦主体を各地区公民館から町内会・自治会に変更したので、説明会を早期に開催。
 2022年度末で定数135名に対して、欠員が17名。引き受ける方が働いていたり、個人情報の取り扱いが負担。故に成り手不足解消に至っていないのが課題。

2.避難行動要支援者対策事業の取組と課題は?

 町内会に協力要請や啓発活動を継続し、新規で2団体と要支援者同意名簿登録を受け取る協定を締結。
 ひとり暮らし老人等緊急通報システムを設置している方も名簿の対象に加えて、更なる把握をしている。
 課題は、個別避難計画の作成で、計画の着手に向けて先進自治体の事例収集や(担当課と)防災安全課との情報共有に努めた。

3.みのり園の修繕が実施されているが、大規模改修や建て替えの議論は?

 修繕は行ったが、大規模改修や建て替えの議論は無かった。

4.医療的ケア児支援事業の具体的な取組と課題は?

 2022年度は、1名に対して80日の看護師派遣を行った。
 ケア児を受け入れたことがない事業者からは、預りに不安との意見。
 訪問看護事業所からは、看護師の人員不足との意見がある。
 事業者の技術向上や訪問看護師の人員確保が課題。

5.待機児童の実態と解消に向けての取組は?

 2022年4月1日現在で、待機児童数は9名。そのうち8名は、0~2歳児。2021年からは15名減。
 待機児童解消のため、認定こども園の教育利用定員を保育利用定員に振り替えたり、定員の弾力的運用で定員を超えた受け入れなどの取組を実施。
 入所相談時に、きめ細かい入所調整をしてきた。

6.館腰地区の雨水対策事業の実績と課題は?

 2022年度は、館腰地区短期浸水対策で館腰承水路壁面の凹凸区間248mの内、下流側130mの平滑化工事と市街地への逆流対策として逆流防止ゲートを5ヶ所設置。
 課題は、平滑化工事の残118mとJR横断管渠と周辺水路工事の早期完成を図ること。

7.北釜地区への企業誘致の実績と課題は?

 新型コロナウイルス感染拡大の影響下だったが、後発エリア進出を検討する優先事業者2社と継続的に意見交換してきた。
 そのうち1社と、地域企業との連携・協力による事業展開に向けた事業計画の調整を行ってきている。
 課題としては、早期に進出できるように協議を進め、事業の具体化を図ること。
 また、1,000平方m未満の小規模または不整形地の有効活用である。


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