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PBP2023 Report1 (1/7) いざフランスへ!

みなさまはじめまして

私が、4年間目標としていたパリ=ブレスト=パリ(Paris-Brest-Paris)へ参加→認定完走 しましたので、レポートとして記録を残しておきます。
パリ=ブレスト=パリ (以下PBP)は、4年に1度開催される最も古い自転車イベントで、ブルベ(長距離を自転車で走るイベント)の最高峰と言われています。約1200kmを制限時間内(最長90時間)に走行することが求められ、途中のPC(チェックポイント)でチェックをうけながら指定されたコースを走行します。途中、WP(ウェルカムポイント)という大会運営の用意した場所で休憩や補給を取ったりすることが可能です。
参加条件は、PBP開催年度にSR(Super Randonneur)を取得する必要があります。SRは、200km300km400km600kmのブルベを認定完走することで取得できます(詳細割愛)。
  
 
私のスペックを並べておきます
30歳代 東北在住
2023SR ほかブルベ参加多数
ブルベペース的な過去最長は約700km
FTPは250W程度
自分の強みは胃腸の強さとメンタルの強さ だと思っている
英語は日常会話レベル、フランス語は自己紹介のみ可
 
写真の多い部分少ない部分がかなり極端ですがお許しください。
全7章構成です。

出国編

地方民は、関東へ移動するだけで大騒動です。
移動日の予定は、とりあえず羽田空港までです。
JALで頻繁に輪行をしているためスムーズな手続きでした。
いつもお世話になっています。今回はパリまでお世話になります。
羽田空港→シャルル・ド・ゴール国際空港のJAL便に乗るためには前泊が必要です。
そのためのホテルとして羽田空港第一ターミナル内のファーストキャビンを利用しました。
ターミナル内にあるので乗り継ぎに大変便利です。
大きな輪行箱1つ+キャリーケース1つの大荷物でしたので、長距離の移動は難しいと判断しこのホテルをチョイスしましたが正解でした。輪行箱とキャリーケースは、フロントで預かってもらいました。
ホテルにはいくつかの部屋のランクがあり、ファーストクラスやビジネスクラスなどがありました。カプセルホテルのような雰囲気です。求めていたのはただ寝る場所だったため、ちょうど良い宿泊先でした。
 


移動日編

移動は羽田空港からシャルル・ド・ゴール国際空港までで、利用したのはJALの直行便です。
カウンターが開く前に、FaceExpressの登録をしました。簡単でいいですね
JGCステータスがあったので、ビジネスクラスのレーンで並びました。

ありがとうステータス


荷物を詰めまくったBikePoterは、23.8kgで制限を無事クリアしました。
BikePoterのみカウンターで受け取ってもらえず、荷物タグをもらって大型荷物受付に回されました。
カウンターから少し距離がありましたが、JAL係員が付き添ってくれ迷わずクリア。
手荷物検査では、モバイルバッテリーSDSを添付したチェーンワックスを見えるように提示しましたが声もかけられませんでした。
出国審査はFaceExpressのお陰ですっと完了。味気ない…
 
とりあえずJALのラウンジでくつろぎに行きます。
カレーうまっ!

名物? JALカレー


前日の晩飯を抜いていたので、日本食へのさよならを込めて和食膳もオーダーしました。

和食膳

ビジネスホテルの朝食くらいの軽さでしたが、ちょうどよいです。
次は、キャセイパシフィック航空のラウンジで美味しいと噂の担々麺を頂きます。

クリーミー担々麺

まだ食べるの?といわれそうですが笑クリーミーでうまでした!
 
そろそろ搭乗の時間です

使用機材は777-300。機内食の写真しかなかったので省略しますが、初の国際線はかなりハードでした。ただ、機内食は美味しかったです。途中で出た甘めパンも良かったです。

甘めのパン

機内wifiに課金し、VPN使っていい感じで利用していましたが、途中でコケて(高緯度地域ではない)繋がらなくなりました。無駄な出費に…
映画を4本視聴して、寝ている間にシャルル・ド・ゴール国際空港到着です。すずめの戸締まり良かった。
ahamo利用でローミングONにしたところ、スムーズに現地キャリアで繋がりました。
便利ですね。用意していたorangeのeSIM不要だったか?(死亡フラグ)
 


大変緊張した入国審査…

たしか流れは、EU圏or NOTで列が分かれて並ぶ感じでした。年齢で分けるレーンもあった気がする?特に質問はなく、睨まれて終了でした。(雑)
 
入国審査を通過後、荷物を受け取ります。
普通の荷物(キャリーケース)は、回転台で出てきました。
自転車は、手荷物受取場所 出口(Sortie)近くの大型荷物受け取りに置かれています(汗)
奥からがーっと出てきて棚に積まれています。荷物タグ確認等はなし(汗)
係員にこれは私の荷物だから持っていくぞ?って聞いたら手で「サッ」でやられておしまいです(笑)
「あー海外来たわー」って思いました(笑)
ここでもステータス効果が発揮され、出てくるのはかなり早かったですマジありがてぇ
 
ここからホテルを目指すことになりますが、戦略が分かれるところだと思います。
大きくはツアーなのか個人手配なのかです。
自分は個人手配ですから、なにやっても自由で、なにやっても自己責任です。
私はふらっとした旅が好きなので個人手配です。
ツアーの方は完全にすべてが手配されているので楽そうでした。
 


さて移動

とりあえず目指すのはホテルでしょう。
個人手配だと選択肢は4つくらいでしょうか?(少なくとも私の考慮に入ったものとしてですが)
1:タクシー手配(uberなど)
2:定額タクシー(行き先がパリ市内に限る)
3:RER B線
4:ロワシーバス

それぞれのいいところ悪いところありますが、論じ尽くされていると思うので省きます(笑)
→個人的なレビューが聞きたかったらコメントでもDMでも送ってください
 
結果的には、行き(シャルル・ド・ゴール国際空港→パリ)は定額タクシー、 帰り(パリ→シャルル・ド・ゴール国際空港)はRER B線を使いました。
個人的にはベストな選択だったと思っています。
注意点があるとすれば、定額タクシーについてですが…
いわゆる認可されたタクシーには車種が色々あって、輪行箱載せられない車種ばかりがタクシープールに待機しているとしばらく待たないと乗れないっていうところでしょうか。
まあ当たり前なんですが、載る車種が少ない(汗)
載る車種でもドライバーに拒否られるなどなど…しばらくやり取りが続き…やっと載せてもらいました
車種はプリウスα(結構いる)で、後席倒して載せました。
渋滞に捕まりつつパリ市内へ~~(1時間
エアコンの効かない車で死にました(かなり暑い日でした)

定額タクシー 



ついにホテルへ…

どこに泊まるか? 個人手配最大の悩みどころだと思います。
参加者に色々話を聞いたところ
1:ランブイエ
2:モンパルナス
3:サンカンタン
4:ベルサイユ
が多かったように感じました
私はモンパルナスを選択しました。
 
この記事を読んでくれた奇特な方の参考になれば嬉しいのでPros&Cons的に書いていきます

1:ランブイエ宿泊

Pros:20th PBPはランブイエ出発でした。当然ランブイエ宿泊が最寄りです。出走日の出走直前までホテルで休める。ランブイエは比較的大きい?(当社比)町です。ホテル 商店街 カフェ モノプリ 薬局揃っています。多分、買い物や食事では困らない。PBP参加という観点からランブイエ宿泊(拠点化)は最強です。
Cons:予約が取れない。取れても(残っていても)かなり高い
1年前から探していましたが、網の貼り方が悪かったorそもそも遅かった(有力)で、まともな条件で見つかりませんでした。開催直前(1週間前くらい)になると、キャンセルで空いたところがぽちぽち…結構強気の値段で出てきました。
評価:さいつよ! 僕の財布では無理
 

☆ランブイエ取れん…次点は?

自分の中で選択肢はあまりなくて、TERとN線沿線を候補に考えました。
電車は時間を選べば自転車は輪行袋なしで乗れます(混雑時は載せないで!ってHPに記載)
じゃ駅の中は?というと普通に押して歩けます。
車内に専用スペースがあります(該当車両の出入り口や窓に自転車マークがあります
そこから溢れても空きスペースに…フランス人優しい
開催日の電車は、自転車がかなり多かったですが、後述のポイントを抑えて始発から乗ったので普通に載せられました。
 

2:モンパルナス宿泊

Pros:始発駅なので、車内の自転車置場にかなり高い確率でおける。座れる。
TERでランブイエまで30分程度。パリ市内なので空港から定額タクシーが使える。
パリ市内観光にもロケーション抜群。治安良好。カフェがたくさんで食べ物に困らない。
駅前にモノプリとマックがあって何かと便利。
Cons:宿泊費やや高め(日本でいうと新宿的なロケーションです 電車のターミナル駅)
評価:採用 TER始発っていうのはかなりポイント高い。
 

3:サンカンタン宿泊

Pros:ランブイエから比較的近い(25km)、日本人が多い?多かった模様(ツアーの宿泊地)
カルフール(さいつよスーパーマーケット)が近い
Cons:N線各駅停車でしか行けないので、時間はかかる(ランブイエから30分程度)。空港からサンカンタンまで輪行状態で電車乗り換え、または手配タクシーで押し切る(結構お金がかかる)必要がある。始発駅でないので、当日は電車に乗れないくらい自転車が多い模様。治安悪そう?(私が感じた雰囲気ですが)
評価:ノーマークだった。ツアーの宿泊がサンカンタンだった?ようで、日本人街のように日本人が多かったみたい。交流や助け合いという点では良さそう(モンパルナスボッチ感)
 

4:ベルサイユ宿泊

Pros:ランブイエまでの区間で唯一TERが止まる駅、物理的にパリとランブイエの中間点に近い(パリ寄りではある)
Cons:ランブイエに自走するには遠く、パリ市内へ行くにもやや遠い。サンカンタン同様アクセスに難あり
評価:ノーマークだった。超絶有名観光地なので、ホテルは安くなさそうだが…?
 
3と4は、自分で事前に調べたわけではなく話で聞いたことや事後調査を含むので参考までに
→一応サンカンタンはドロップバッグ回収(後述)で行きました
 

PBP完走のためのベストチョイスは、ランブイエ宿泊です。
間違いないです。

直前までホテルで寝ることができるのは、なににも代えがたいと思います(せっかくなので草むらで仮眠というのもありですが)。
 
私は、モンパルナス宿泊を選びました
TER始発、定額タクシーがあるという点で初心者には優しいので参加したい人がいればお勧めします
モンパルナス駅で電車に乗れれば、PBP参加や観光で困らないです。
 
モンパルナス駅のホームが、独特(フランスでは普通?)で困ってるランドヌが結構いたのでポイントを共有します。
電光掲示板に、電車の時刻表と出発番線が表示されています(日本と同じ)。

よく電光掲示板を確認すること

出発番線に数字が入っている列車は番線確定していますが、Hall1とかHall3とか書いてる電車があって、
それぞれ入線ホームを表しています。
Hall 1 が 22 みたいに表記変更され番線が確定します。

簡易Suica型の改札と、完全にアクリル板で仕切るゲート型改札があります。ゲート型改札は曲者です。さっと通らないとブザーが鳴ってうるさいです(なお鳴っても駅員は来ない(笑)
車内検札があるらしい(見かけなかったが)切符の有効性を見ているみたいです。(駅の通路で検札やっているのは結構見ました)

続く…


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