見出し画像

飛行機が好き。



前書き


こんにちわ。
シンガーソングライターをやっています、大和姫呂未です。
来年20周年を迎えるにあたり、色々な自分を知って欲しいなと思い、文書を書いてみたいなと思っていたのですが、こちらのnoteがちょうど良さそうなので、徒然なるままに、自分のこと、感じたことなど、書いていこうと思います。
マイペースになると思います。どうぞよろしくお願いします。




飛行機が好き。

飛行機が嫌いという人が多い。
落ちたら怖いとか、高所が怖いとか。
色々な理由があるだろう。
私が四国高知から東京に行くには飛行機しかなかった。
いや、夜行バスもあるし、新幹線と汽車を乗り継いでも行ける。
でも、四国高知から、東京に行くには、やはり飛行機がいい。
上昇していく感じが、私の気持ちと重なるから。

初めて乗ったのは、13歳くらいの時。千葉に引っ越した友達の家に行くため、そしてディズニーランドに行くため。
その時初めてだったけど子供二人で乗った。
CAさんが優しかったのを覚えている。
優しい大人のお姉さん。近所にはいない。その時のことを鮮明に覚えている。

そして、次は、17歳の誕生日の日、オーディションを受けるために、一人で飛行機に乗った。私はこの時、グランプリを取り、デビューするんだというのを胸に抱き、上昇する飛行機にやけに興奮したのを覚えている。
歌手になりたいと思ったのは14歳の時。
当時いじめを受けて、もう生きる気力を無くし、毎日死のうと墓場を探して歩いていた。生きることに対して、絶望感しかなかった。
そんなある日、POPSを初めて聴いて、心が救われ、歌う人になろうと思ったのだ。何の保証もないのに強く強く、心に誓ってしまった。

東京に上京して、夢を追う若者。よくある話かもしれない。
でも、その日から、すったもんだしながら今まで夢を追い続けているのだから、自分でも呆れるというかすごい信念だなあと、苦笑することもある。でも本当に音楽に救われたのだ。

17歳の誕生日。そんなわけで乗り込んだ羽田行きの飛行機。
結果はグランプリどころか、歌詞を忘れて、立ち尽くして終わってしまった。
ポカンとしたまま私の時間は終わった。まあ、人生そんなもんです。

私が飛行機が好きなのは、高知から東京へ行く手段の原点だからです。
乗れば、私の原点へ戻れるから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?