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第三の人生はベンチャー企業の事務全般おじさん

佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。

先週、ベンチャー企業に勤めているひとと話し、「この生き方もありだな」と思ったのが、ベンチャー企業の事務全般をするおじさん。
いまは三国志の研究に専念したいけれど(第二の人生)、ひと段落ついて、ほかのことをしたいなと思ったら、「事務全般のおじさん」になりたい。いちばん現金への変換効率がよい社会での役回りだろう。

三国志の研究に出会っていなければ、いまからでも、ベンチャー企業の事務全般をするおじさんを目指した、という気がする。

若くて小さい企業で、
経理・労務・法務・総務などを、ひとりでだいたい全部やる。
※人事は自信がないので保留

カネ勘定のほかに、
法対応、業務の正確性と効率性の担保、あたりが得意分野。

いずれも高いレベルのプロフェッショナルではない(社会人として経験があるのは経理職だけだ)。しかし、十数人から数十人規模の会社なら、調べながら、だましだまし回すことができるだろう。
……くれぐれも言いますが、高いレベルではなく。そもそも、小さな企業にガチガチの管理体制は要らないはずです。
インターネットの解説や動画、関連する書籍、企業開催のセミナーなどをウロウロして、だましだまし仕組みを構築していけるだろう。

ベンチャー企業には、「守りを固める」系の人材がいない。創業メンバーのなかに、最初から「よし!オレは事務の全般をやる」というモチベーションの人材は欠けがちだろう。

ぼくは腐っても大企業で、15年以上の勤務経験がある。
「企業のあるべき姿・体制は、徐々にこちらに向かうべきだ」というのは思い描ける。管理でガンジガラメにすると、そのせいで本業が止まるという事例もたくさん見てきた。
経営者と会話し、管理のサジ加減を調整しながら、会社が足下をすくわれるリスクを減らしたい。数十人の企業で、あらゆるリスクを回避できる管理体制!なんて要らないだろう。ぼくが目の届く範囲で「どろなわ」形式で仕組みを整えて、働きやすい、稼ぎやすい環境を整えたい。

生活費+ちょっとの給料は欲しいけれど、収入をガンガン上げていくぞ、という気持ちはない。事務方は、年収を夢見る職種ではない。
それよりも、会社の役に立ってる手応え、
ちゃんと他の社員を支えている手応えがほしいですね。
「面倒くさくなくなった、ありがとう」って言われたい。

ぼくがやろうとしている三国志の研究への専念は、日本社会における「瑕疵」「落伍」です。転職市場での価値は、ジェットコースターのように、ほぼゼロに向かうだろう。
でも、いいのです。列に並ぶのは飽きた。

5年後ぐらいに、できたての小さな会社などを、知り合い経由などで手伝わせてもらうことになって、「ブランクはどうでもいいので、とりあえず事務全般をお願いします。何をお願いしたらいいかも、よく分からないが、いろいろ回らなくなってきてるので、なんとかしてください」という感じならば、社会に居場所をつくれそうな気がする。

いま手作り感覚の小さな学会の運営(事務)全般を任されていて、お金の把握、原稿の編集、印刷会社とのやりとり、発送作業、名簿の整理、会費の回収、SNSでの発信・イベント(補助)をしていて、めちゃ楽しい。

けっこう本気で、アリだなっていう気がします。楽しそう。

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