2021.8.25 読了 キム・ウンジュ 著

▼一人っきりで、生きてゆきたい？

・みんな僕のしたいこと邪魔してくるんだもん
→自分で自分の邪魔しちゃうことってない？
みんなに助けてもらうことだってあるよね？
きみには何がピッタリか、みんなが教えてくれることもあるんじゃない？

・なかよしの子だけ選んで一緒にいたい
→その子たちもきみのこと選んでくれるかな？
きみの家族は、きみのこと、選んだの？
付き合ってみなきゃ、選べないよね？

・ううん。何かするときみんなの助けがいるもん
→なんにもしてくれなくても、一緒にいたい子っていない？
自分も役に立ちたいって思う？
助けてもらえるから一緒にいるの？

◎この問いについて考えることは、つまり・・・
一人でじっくり自分と向き合ってみること。
きみはみんなの手を借りて、みんなはきみの手を借りて、そうしてみんなで生きているんだ、って気づくこと
みんなに助けてもらったからって、窮屈に思うことはないんだって自分に教えてあげること
人と人を繋いでいるいろんな絆を見つけること

▼どんな時でも、みんなを大事にすべき？

・むり。だって、みんなを好きになんてなれないもん
→嫌いな子でも、大事にしてたら、段々好きになったりしない？
好きじゃなかったら、どうでもいいの？
大好きなのに、大事にできないことだってあるよね？

・そう思う。みんなが自分らしく好きなことできるように
→どんなことされても、我慢しなきゃいけないの？
本当に相手が大事なら、思ったことを言うべきじゃない？
誰かを大事にするってことは、その子がもっとよくなるように、考えることでもあるんじゃないかな？
一人一人の自由って、みんなの幸せより大切なもの？

◎この問いについて考えることは、つまり・・・
みんなに認められたいと思うなら、まず、きみがみんなを認めること
相手の人格と行動とを、区別して考えること
きみの言葉や振る舞いが、みんなをどんな気持ちにさせるか、
相手の立場に立って考えてみること

▼いつも、みんなと同じ考え？

・ううん。だって、僕が正しくて、みんなが間違ってる時もあるから
→みんながみんな、自分が正しいって思っていたら？
考え方が違うだけで、どっちも正しいってことはない？
どうして相手がそう思うのか、考えてみてもいいんじゃない？

・うん。だって喧嘩してもしょうがないでしょ
→喧嘩って無駄なだけ？
考えが合わなかった時、喧嘩しないで話し合えない？
思ってることはっきり言わずに、きみはきみでいられる？
ぶつかり合いを避けるためなら、本当のことでも言わずに済ますの？

◎この問いについて考えることは、つまり・・・
意見がぶつかり合うことを怖がらず、大事にすること
物事をじっくり考えるチャンスなのだから。←
きみの目に見えているのは、物事のほんの一部だって気づくこと。
反対！って口に出す前に、相手が何を言いたいのか、よく考えてみること。
自分の考えを持つことで、自分の役目が見えてくるんだって、頭に入れておくこと

▼僕たち、みんな平等？

・うん。みんなで助け合って、みんなで分けあえばみんな一緒
→分け合えないものだって、あるよね？
大きなケーキ一人で食べたい？みんなと食べたい？
あげるものが何にもなくても、力にはなれるんじゃないの？←
誰かに助けてもらった時でも、その子と対等だって思える？

◎この問いについて考えることは、つまり・・・
誰にだって得意不得意がある、
それをきちんと頭に入れて、ヤキモチの罠に引っかからないようにすること。
世界は不公平で溢れているけど、これは許せない、って思ったら、
目を背けずに立ち向かうこと。←
していることや持っているもので、人を判断しないこと。
今ある自分をきちんと見つめて、無理に背伸びしたりしないこと。

▼ぼくたちみんな、働かなくちゃいけないの？

・うん。生きていくには、お金がいるから。
→働いているうちに、人生がすぎていっちゃったら？
食べて眠るのに必要な分だけあればいいの？
そのお金って働かなくちゃ、手に入らない？←
ぼくらの分まで、誰かが働いてくれないかな？

◎この問いについて考えることは、つまり・・・
努力って、時には辛いこともあるけど、その先には、大きな満足が待ってるんだって頭に入れておくこと
仕事だって勉強だって、面白いものはうんとある、
それに気づいて、自分にぴったりのものを探してみること。
人生は仕事が全てじゃないって知っておくこと。
仕事を通じて、自分の人生に責任を持てるようになること。

https://room.rakuten.co.jp/room_taku_koko/1700138295930146