2023年日本のインバウンド市場

はじめまして、2016年より九州エリアを中心に、訪日外国人向け/インバウンドマーケティング・プロモーション支援をしております。主に、飲食店・お土産メーカー・百貨店・商業施設・自治体などのプロモーションを多く取り組ませて頂ております。
このnoteでは、九州の各国インバウンド市場動向を中心に定期的に投稿をしていきたいと思います!

2023年はインバウンド復活元年の1年となりました。
2022年10月の規制緩和より着実に、訪日外国人は日本に戻り、1年間で2,506万人の訪日外客数となりました。

2023年外客数2506万人/韓国と台湾が牽引

特に入込数でも牽引したのが東アジアの韓国・台湾となります。
1番は韓国は695万人と2019年を上回る人数となっています。
※韓国は2019年に日韓関係の悪化、不買運動がおこり、秋以降は入込減となっています。
2番は、台湾で420万人。2019年の90%近くの回復を見せ、特に後半はコロナ前を超える人数になり大きく回復しております。

※JNTO参照
※JNTO参照

訪日外国人旅行消費額/5,2兆円 過去最高

2023年の訪日外国人消費額は5,2兆円で2019年を9,9%超え過去最高の消費額となり、政府が目標としていた5兆円を突破しました。
消費額では台湾が7786億円が最多となり、次いで中国7599億円、韓国7444億円、米国6062億円、香港4795億円となりました。

※観光経済新聞参照


2023年を振り返ると、2500万人の訪日旅行者と5,2兆円の消費額となり、インバウンド市場復活の1年となりました。
このインバウンド市場の復活には『円安』の影響が大きく、1ドル140円台で推移しており、外国旅行者にとっては、日本はコスパの良い旅行先となっているといえます。
滞在日数も増加し、1人あたりの消費額が増加。ショッピング需要も増加し百貨店の免税売上は過去最高となりました。
中国からの旅行者は、汚染水や不景気により戻りは鈍化しており、まだまだ時間はかかりそうです。
JTBが出している2024年の訪日外客数は3310万人です。
各エリアでの新規就航も続いており、今年は昨年を上回るインバウンド市場の拡大が期待できそうです。

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