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がたがた星人

とんがっている気持ちが、絵の中に出ています。宇宙人とはこんなものかも、というイメージの流れの中で描いたんでしょう。

でも、実際に体にとんがりがたくさんあったら、生活しにくいだろうな。何もかもとんがりを通して手に入れなきゃいけない。

いやいや、どんなことでも慣れてしまえば、普通に生きていけるかもしれないな。きっと、そうだ。慣れたら生活できるんだ。

このがたがた星人の戦略は何だったんだろう。地球侵略? いや、地球って、侵略されるような魅力的なところなんだろうか。それが自信がなくなってきました。ものすごくキレイなところはいくつかありますが、それらはいろんな街の犠牲の上で成り立っているとしたら、キレイだとばかりも言ってられない。

地球人に見本を見せてもいけないし、地球にいる生き物をすべていなくさせたら、何にもならないし、よその星へ住みつくというのは大変なことでした。簡単に地球侵略なんてできなくて、こっそりと地球人たちにまぎれて生きていく方が楽しいかもしれないね。

がたがた星人にはどんな物語がありますか。
地球のみんなにどんなことを味わわせてくれますか。
何度も何度も失敗ばかりする地球の人々を導いてくれないかな。

そう、この宇宙の人は、何だか、悟りを開いた聖者のように見えてしまうから不思議です。まさか、そういうのを描いたんじゃないと思うけどな。