この博物館で行われている企画展示を見るために足を運んだのであるが、実際には充実した常設展示の方に目を奪われた。
　常設展示は、考古、神道、校史の3つに分かれ、帰宅してから改めて同館の解説動画を見て、博物館の展示を通して学校の歴史だけでなく、学問の理解が深められることを痛感し、このような博物館施設を、大学が持つ意義を考えさせられた。
    考古ゾーン Archaeology  考古学展示室
　神道ゾーン Shinto 神道展示室
    校史ゾーン Kokugakuin Archives 校史展示室　
    注目したのは常設展示の紹介の順番が、考古、神道、校史の順となっていたことである。大學の博物館である以上、校史が最初ではないかと思い、國學院の特徴といえば神道だから、その次は神道でもよいと考えた。なぜ考古が最初で、神道がその次で、校史は最後なのだろうか？順番がこうなった事情を勝手に推測した。一つの解釈は、この３つの順番を決めたのは所蔵資料の点数かなということ。もう一つの解釈は、大学ではよくあることだが、それぞれの先行施設の開設順というもの。いずれにせよ、この順番は少し気になる。
　博物館の規模が予想より大きなことや、充実した展示内容は、新鮮な驚きであった。展示室は合わせて1600平方メートル余り。考古と神道・校史の２つの収蔵庫の規模は合わせて580平方メートル余り。全体としてかなり大きな施設といいうるのではないか。
　國學院大學博物館の概要（同館HPより）。
　アクセス　JR渋谷駅より日赤医療センター行き学バスに乗車。國學院大學前で下車。