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バスケ観戦で楽しく過ごす休日

50歳で企業勤務を辞めて大学講師になった。大学に通うようになるとサラリーマン時代に比べて暇な時間が増えた。そのため近くの図書館によくいった。千葉県柏市にある麗澤大学図書館。そこは自宅から車で20分くらいでいける。朝から夕方までいて本を読んだこともあった。お昼は近くのカフェで食べてしばらく図書館の周りを散歩する。散歩しているとふと変わった建物を見かけることがあった。

玄関にはバスが発着できるスペースがあり8階建てくらいの宿舎が道路に面している。晴れた日でもカーテンで閉められていてところどころ窓にバスケットボールが飾ってあった。外からはよく見えない体育館らしいものが併設されてあった。実はそこは柏市に拠点を置くENEOSサンフラワーズという女子バスケットボールチームの練習拠点かつ宿舎であった。

コロナ過でほとんどいけていなかったバスケットボールの試合。久しぶりに柏市中央体育館で観戦した。おおよそ3年ぶりにサンフラワーズを見に行く。サンフラワーズというのは強豪であって皇后杯10連覇という偉業を達成したチームでもある。前は練習が厳しくてよく選手の顔ぶれが変わるようだった。しかし今日試合を見ていてかつてのサンフラワーズとはちょっと違う雰囲気を感じた。

ひとつは今シーズンの成績がいまひとつなのかもしれない。前より厳しいバスケットボールをしていないように見えた。試合に勝つことは大事だろうけどかつてのようにストイックなバスケットボールではない。相手を徹底的に打ちのめすようなゲームをするわけでもない。かつてのようにガードとセンターのコンビを固定しているようなスタイルではない。

チームプレイ主体のスタイルになった。

もうひとつは若手のプレイヤーが増えて目立つようになった。20歳の前半の選手が起用されるようになった。若返りを図っており若い選手たちだけで試合をしているところが見受けられた。試合に出ている交代の選手が多くなった。勝負がついたところで控えの選手を出している。

試合中に選手の入れ替えを頻繁にするようになった。

それにしても16人の登録選手の身長は高い。180㎝以上が6名。数センチ足りないけど180㎝にとどく選手が3名。合計9名が178㎝以上になる。体格はとてもよくなったいる。これも栄養や生活スタイルの変化を反映しているのだろう。

身長が高い若手が入ってきている。

試合後には地元のファンにむけて丁寧なファンサービスがあった。試合が終わると指名された選手がコートの真ん中で試合を振り返った。ひとこと挨拶をマイクの前でしていた。続いて選手全員がコートを一周してファンに手を振っていた。これは前にもあったけどさらにファンとの距離が短くなったように見えた。

ファンサービスに熱がこもっていた。

サンフラワーズと対戦相手の選手の人たちが試合前のウォームアップをし試合後のクールダウンをしているところが印象的だった。何かとても楽しそうにバスケをしている。選手たちは楽しんでプレイしている。

たまたま近くの図書館にいき気晴らしに散歩をしていたら見つけたバスケットボールチームの宿舎。そんなところからバスケットボールの試合を見るようになった。特にはまっているわけではないけれど時々Wリーグの試合を見に行くようにしている。首都圏での試合が多いことも理由のひとつ。またドライブを兼ねている。

シーズンも終わりに近づいている。もう数試合観戦ができそうだ。