とうに「はらたけ科」を過ぎて(3)

オムニバス公演「はらたけ科」は、5本の短編をまとめて上演するものでしたが、実際にできた戯曲それぞれの上演時間や、終息する気配も見せないコロナの状況などから、5本いっぺんにやるのではなく、2本と3本に分けて上演することになりました(ということが決まった時点では、まだ作品の組み合わせまでは決まっていなかったように思います。自信はありませんが)。

で、稽古はキンキュー事態宣言とか蔓延ボーシ措置とかの影響で、リモートでも結構やりました。zoomでやりました。zoomって本当に便利ですね。みんなが挙ってやるのも、Skypeのシャチョーが嫉妬して動画あげちゃうのも、よくわかります。

リモート稽古はほとんど各自自宅からやるんですけど、ワタクシ一度だけやむを得ず外でやったことがあります。稽古時間の直前にオーディションが入りまして、致し方なく会場近くの公園で稽古をしました(もちろん、リモートですから、ワタクシひとりだけです)。土曜日だか日曜日だったか、とにかく平日ではない日の、割と住宅街の中にある(しかも学校も近い)公園だったので、大会が終わったサッカー少年とか、家族連れとか、予想以上に人がいまして、なかなかココロが鍛えられたことを今もときどき思い出します。いい思い出です。そしてリモートでガンガン稽古してたこの時点では、セリフがまったく入っておりませんでした。

そういえば、稽古場がこのままずっと借りれないような状況が続いたら、河原とかでやるのも検討しないといけませんねえ。という話も出たような。結局それはやりませんでしたね。

次回はわたくしが出演したふたつの作品のことについて書きたいと思います。

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