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とうに「はらたけ科」を過ぎて(5)

劇団きの牛乳オムニバス公演「はらたけ科」から三週間経ちました。本当に早いものですね。振り返る雑文はこれでいったん終了とさせていただきます。自分が出ていない作品に関することや、小屋入りでやっと「はじめまして」のご挨拶をさせていただいた共演者のことやあれこれ話したいこともないわけではありませんが、まあそのあたりは直接お会いしたときにでも(聞いてくださいね、忘れていると思うので、こちらからは一切触れないと思います)。

Aプログラムの3作品目「悪霊」にも出演いたしました。サムゴーギャットモンテイプの山並洋貴さんの脚本です。「巨乳ハンター」(ラフトもシアター711のもどっちも好き)とか、しあんでやった「オカルト・ミステリー・アワー」くらいしか見てないけど、どういう感じの振れ幅でもワタクシにとってはどストライクになってしまうような印象があります(このさいだから恥を忍んで書きますと、一度WSADに申し込みしようかと思ったこともあります)。

そしてこの作品の登場人物は4人ですが、「ト書きを語る、その他」という5人目の人がいて、これがまた非常に面白かったです(やってて)。その語り(とその他)の日野さんとは前回の「とりゅふ」に続いて二度目ましてですが、前回も違う作品だったし、今回も一緒に出ているとはいえ、没交渉でした。残念(長生きすればいつかがっつりお芝居できますかねえ。できるといいなあ)。語りとがっつり、はなくても、じゃあ他の3人とは……というと、これもご時世を鑑みて全員客席側を向いてほぼセリフのみ。それでも各自の立ち位置の距離はココロの距離ではありませんからね!酒井さんの可愛らしさ、飯智さんの真面目さ、磯野さんの自由自在な感じ、ビンビン感じながら舞台に立っておりました。作品の熱量が凄くて、役者のみなさんもまた、フルスロットルにしないと太刀打ちできないのでした(だから稽古中は何度か怒られましたね……大人の人に……大人なのに……それもまた楽しい思い出ですが)。またいつか、どこかで。

演出の奥村さんの笑顔には、zoomの画面の向こうから、稽古場そして小屋に入ってから、何度となく助けられました。演出のイメージにどこまで迫れたか、今ひとつ自信はありませんが、総じて楽しい日々でした。

劇団きのこ牛乳のお二方には、制作面でいろいろとお手数をおかけしましたねえ。千草さんには衣装とか鬘をお借りしたし、真柄さんには稽古場の調整などご苦労かけました(座付き作家なのに!)。ありがたいことです。

さて、語り始めるとやはりなかなか終わらないので、最後に、今月半ばまで視聴できる配信の購入ページのリンクを貼っておきますますね。どうぞよろしくお願いします。

「はらたけ科」パスマーケットhttps://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02vf0fjyysq11.html

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