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隼人加織 BOSSA青山 -2009- 僕と音楽と(44)

2007年11月29日、隼人加織LIVE at 原宿 FAB STYLE -breezin’-

 念願の加織ちゃんの生歌がついに聴けた。

 新しいハコは危険である。
 今日は、地下鉄の方向を間違えていた感はあるが。
 A2出口は覚えていたので、開場時間に間に合った。

 階段を降りていくと、お姉さんが「それじゃ開場します」とか言っている。「いいんですか--」と訊くと「どうぞ」というので、入ると・・

 なんと加織ちゃんがいた!!

 先週、コメントのやりとりで、
「帰る時声かけてくださいね。」「そんな恥ずかしいこと・・」
とか言ったのに、いきなり逢うなんて・・

 「あ、こんにちは・・--!」「こんにちは・・--!」
とか言って、奥へ進むと、どうやらその先はステージらしい・・

 (声かけるのは帰る時だろ・・)とか思いながら引き返したが、
僕はいきなり楽屋へ入ったらしい(爆)。

show started at 18:30

 左から、g. ds. b.のtrioを従えて、中央のstand micに加織ちゃんが立つ。

 ベージュの厚手のレース地のベアトップドレスにブーツ姿。
頭に大きな白い花を一輪飾っている。

 曲は、Jobimの"A Felicidade"から。
出だし音をちょっと摑みかねた感はあるが後は安定した歌いっぷり。

 今夜の彼女は一言で言うなら、虹色の声を持ったボジョレー・ヌーボーかな。これが熟成したら、どんな凄いsingerになることだろう。

 2曲目はoriginalで、"虹--arco-iris--"。
前回のは緊張していたと今日告白していたから、今日の方がずっと好い。
この曲の彼女の声は、例えるならMinnie Riperton。
Bossa Novaの色が強いが、彼女の歌は、時にsoul、時にjazzyでもある。

 3曲目は、再びJobimの"Só danço samba"。
僕は基本的にSamba、Bossa Novaに弱い。
森山良子の"雨上がりのサンバ"が大好きだったし、
最初に買った洋楽のLPがJoaoだし、
最初に行った来日アーティストがSergio Mendesだもの。

 で、4曲目は・・えーあの曲です!

 "There Must Be An Angel playing With My Heart"って、
Eurythmics! Annie Lennox!

これを気持ちよさそうに歌いきるのだから、末恐ろしい(笑)

 5曲目はoriginalで"風邪っぴき"。
ポルトガル語で何とかって言ってたな・・(笑)

 最後は「スキスキスキスしたい」とかってtitle知らないけど、
これも素敵なoriginalで締めくくった。

 来年は、日伯友好100周年、Bossa Nova生誕50周年、
そして隼人加織デビューの年だそうである。

 そうだ来年は、最後の大器、隼人加織の年だ!応援してるよ!ああ、来年も忙しい(笑)

2008年1月17日、隼人加織LIVE at 表参道 FAB STYLE -awakin’-

 「ああ、来年も忙しい」と言った来年になったので、加織ちゃんのFABでの3度目のLIVEへ行ってきた。
 僕が聴くのは昨年の11月に続いてこれが2度目。
 なので、今度は楽屋へ飛び込むこともなく無事に入場。
 でも僕の目の前に黄色のカーディガンを着た、加織ちゃんによく似た女の子がいた。
 噂のお姉さんかな--
 今日は加織ちゃんは2番手だ。

show started at 19:15

 今夜はkeyboardを加えたquartetを従えて、中央のstand micに加織ちゃんが立つ。
 ベアトップに懲りた今日は、可愛いピンクに白の花柄のミニのツーピース、かな--
 今日の1曲目は、この前の最後の、「スキスキスキスしたい」とかって、あいかわらずtitle知らないけど、この選曲は大正解。
 アップ・テンポの安定した音程で、加織ちゃんの世界に引きずり込んだ。
 2曲目はoriginalで、"虹--arco-iris--"。
 3曲目は、Jobimの"Só danço samba"。
 アップ・テンポが続くのでとても気持ちがいい。
 そして4曲目に、Jobimの"A Felicidade"を持ってきた。
 スローなBossa Novaがとても引き立って、前回より数段映える。
 この後、5曲目が・・えー、あの曲です。
 "There Must Be An Angel playing With My Heart"。
 もちろん、Eurythmics、 Annie Lennoxのcoverなのだが、この曲を歌うときの彼女は、全くレベルが違う。
 coverとして加織ちゃん独特の解釈で、十分originalのAnnie Lennoxに対抗できるのだ。
 他の曲も、ここまでの解釈が出来るようになった時、彼女は、Big Starになっているだろう。
 6曲目がoriginalの"風邪っぴき"。
 今日はMCも簡潔に、歌うのに専念して、最後7曲目は、けっこう激しいサンバで締めくくった。
 どういう形で、今年デビューするのか、楽しみな一年が始まった。

2009年10月18日
Silvio Anastácio & Gustavo Anacleto starring Kaori Hayato

 Kaoriちゃんのblogで、今週がBOSSA AOYAMAだったと知り、しまった!と。昨年は、山本のりこさんのblogで知り、naomi & goroさんを聴いたり、chieさんに出逢うことができた。kaoriちゃんは、Silvio Anastácio & Gustavo Anacletoのステージにゲストで出ると。というわけで、日曜の青山にBossa Novaを。

show started 17:00

 開演前に着いたはずだが、kaoriちゃんが歌っている!
 リハだと分かりホッと一息。beerを飲んでいるとjinさんが来ていた。  Silvio Anastácioは、小野リサの「Hula Bossa Nova」でduetしているとあるから、聴いているなぁ(笑)。Gustavo Anacletoは、昨年のBOSSA AOYAMAで、chieさんのguitar伴奏をしていた。
 そういえば、本来はsax奏者だと、言っていたっけ。
 今日はalto sax.からsoprano sax.へ。Silvioのnew albumからだという曲の他に、Milton Nascimentoや、Caetano Velosoの"太陽の光"を。

 そして、いよいよ我らがkaoriちゃんの登場です!

"Sorte/ソルチ"と"すきすきすキス"を!さ、我らがDIVAの姿を存分にどうぞ。

 kaoriちゃんは、ほんとに上手くなった!LIVEでも、危うさが全く無くなってとても安定している!kaoriちゃんがステージを去った後、最後は"Happy Samba"で大盛り上がり!!

enocoreで、もう一度、"すきすきすキス"! 嬉しい!

show ended 17:50

 で、shyで話も出来なかった僕が、今日はツーショットです!!

 加織ちゃんは、東日本大震災、原発事故の後、活動の拠点を霧島に移し、東京でライブを聴く機会は少なくなった。
 大自然の中で、伸びやかに暮しているようである。いつか訪ねる日が来たらいいなと思う。

本日の一曲
隼人加織「SLOW MOTION BASSA NOVA

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