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死ぬ前に後悔しないために

私が『ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5』を見て2012年2月12日に綴ったブログ記事です。



先日、フェイスブックのリンクを辿ると、こんな記事が紹介されていました。
『ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5』(2012年2月6日)
オーストラリアの緩和ケアに数年携わった女性による、
死を間近に控えた人々が口にした後悔トップ5。

1. 「自分自身に忠実に生きれば良かった」
2. 「あんなに一生懸命働かなくても良かった」
3. 「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」
4. 「友人関係を続けていれば良かった」
5. 「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」

忙しさを理由に、自分のしたいことができていないあなた、
まわりを気にし、自分を抑えて生きているあなた、
ここをご覧のみなさまも、きっと思い当たることでしょう。

さて、

人は自分らしく,自分のありのままに自由に生きたいと思っても,いざ行動しようとすると周りにどう思われるだろう,変に思われると困るという恐れとか,また失敗して自分が傷つくのは「嫌だ」という恐れや,自分はどうせだめだという無力感からなる矛盾した気持ちや感情をもつことから,行動変容できないということがある。

宗像恒次:SAT療法(2006、金子書房)

「SAT法を学ぶ」の冒頭で、宗像恒次は述べています。

人は誰しも「自分らしく、ありのままに生きたい」と思っているのでしょう。
それを阻むものが「恐れ」や「無力感」であり、それは、「SAT療法」の中で以下のように述べられているように、

スピリチュアリティとは,身体の有無や生死にかかわらず,他者に愛され,また自分を愛し,他者を愛することを喜ぶ存在のイメージで,実体は人のイメージ(大脳活動パターン)の中に存在し,人の精神性,社会性,身体性にダイナミックに影響するもの 

前世代の視覚情報は,遺伝子伝達のほか,胎児期や乳幼児期の体性感覚記憶などの条件づけされた感覚を介して世代間伝達されていく 

前世代など他の存在の記憶は,その存在の身体の有無や生死にかかわりなく,実体はイメージ(脳神経活動パターン)として存在する.そして,その存在への共感が自己イメージスクリプトの下地となり,自覚,無自覚を問わず,その存在に側って「修正感情体験」をしようとする 

宗像恒次:SAT法を学ぶ(2007、金子書房)

自分の幼い頃のみならず、前世代から伝達されたイメージが、自分らしく生きることを妨げているのですが、でも、それが望む思いと異なるがゆえに、いつまでも、それを修正しようと、同じ苦しみを味わい続けるのですね。

自分自身に忠実に、
仕事を愉しみ、
自分の気持ちをもっと表明して、
周りと愉しみ、つながって、
幸せになる。
そう生きることを、妨げていることはなんですか?

いま、あなたが、生きにくいと感じているとしたら、
いま一度、自分に、こう聴いてみてください。



宗像恒次の言葉は難しいのですが、読み込むとすごく味がある、私はそう思っています。
2019年12月、私たちは不安の種を撒かれ、正常な判断ができなくなっている人がとても多くなってしまったように感じます。でも次第に目覚め、やっと我を取り戻してきた人も増えてきましたね。しかし、今度は、怒りの感情で行動している人も増えてしまった。
不安や恐れ、怒りの感情の中にいると、幸せは遠退いてしまいます。

いま一度、自分に問いかけてみてください。
あなたはどんな人生を生きたいですか?


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