歴代ロマンスカーに”再乗車”できる施設「ロマンスカーミュージアム」
先日、多くのファンや小田急の方々に見送られながら引退した、小田急ロマンスカーVSE。
遡ること今年の9月。
引退前のVSEに乗車できるイベントが開催され、私は久々に関東へとやってきました。
イベント自体は、語りつくせぬほど魅力的な体験だったので、気になる方はぜひ上記リンクよりお読みください!
さて、実はこの乗車イベントの際に「どうせなら、歴代ロマンスカーと会ってこようと」と立ち寄った施設があります。
今回ご紹介するのは、歴代ロマンスカーと小田急の歴史を見て楽しめる、乗って味わえる施設「ロマンスカーミュージアム」です!
ロマンスカーミュージアム
「ロマンスカーミュージアム」は神奈川県海老名市にある施設で、小田急電鉄の歴史を学べるほか、歴代ロマンスカーが5種常設展示されています。
場所は小田急線海老名駅の隣。
駅の改札口から高架を歩いてすぐという好立地です!
じっくり巡りたかったものの、この日は朝から箱根を日帰り散策していて、到着したのは閉館約1時間前でした……!
900円の入館券を購入し、1階のヒストリーシアターで小田急の歴史を学んだ後、一番の見どころである「ロマンスカーギャラリー」へ。
歴代のロマンスカーが勢ぞろい!「ロマンスカーギャラリー」
ギャラリーに並んでいたのは小田急「ロマンスカー」を長年に渡って受け継いできた歴代のロマンスカーたち。
館内で一番大きなスペースにずらりと顔を揃える光景は、静態展示とはいえ迫力満点でした!
展示されているのは、日本が誇る高速鉄道の先駆けとなった車両「SE(3000形)」や、
レトロながらも近代的なデザインを感じさせる「LSE(7000形)」
そしてEF66を彷彿とさせる無骨な顔の「NSE(3100形)」です!
特に「NSE」は私が最も気になったロマンスカーで、何となく「ウルトラセブン」っぽいなと感じたんですよね。
そしてどうやらその直感は正しかったらしく……
先日までウルトラセブンとのコラボ展示が開催されていたとのこと!
生まれも同じ60年代で、実際にNSEがウルトラセブンの本編に登場したこともあったそう。
ちなみに上記3車は車両の中に立ち入ることも可能(ただし客席には入室不可)で、今では見られないクラシックな内装を見学できます。
こちらの丸型のドアとか、今ではかえって斬新なデザインとすら感じます笑
ギャラリーの奥には、HiSE(10000形)も展示されていました。
私にとってロマンスカーといえばVSEの「白いロマンスカー」ですが、本当に幼少期の頃にビデオで「HiSE」が紹介されているのを見て、ロマンスカーという未知の乗り物を初めて知ったことをうっすら憶えています。
こちらは客席まで立ち入りが可能で、展望席にももちろん座れます!
ファンファンファンファーン……
館内に時々流れるあのロマンスカーのミュージックホーンを聴きながら、展望席にゆったりと座り、往時の姿に思いを馳せました。
ジオラマパーク
2階に上がると、巨大なジオラマが設置されたスペースへとやってきました。
ここ「ジオラマパーク」では小田急線の鉄道ジオラマが展示されていて、新宿駅や箱根湯本駅などが細かく再現されたセットの中を、VSEなどの小田急車両がすいすいと走っていました。
朝から夜へ、夜から朝へ。
時にプロジェクションマッピングで幻想的な映像と演出が流れる中、山や都市に囲まれた沿線を小田急の車両が走り抜けていきます。
大人も子どもも楽しめるミュージアム
また館内にはレストランやショップも併設されているほか、工作室やシミュレーターといったキッズスペースも充実しており、かつてのロマンスカーを懐かしむ大人も、そして子どもも一緒になって小田急の魅力を存分に味わえます!
さらに屋上には「ステーションビューテラス」という、海老名駅を一望できるスペースがあるらしいのですが、この日は時間切れで立ち寄れず…!
そこからどんな光景が見えるかは、ぜひ現地でお楽しみください!
デビューから流星のごとく――いや、宇宙船のごとく人々の夢や楽しみを乗せて走り抜け、そして先日ついに線路からとびたっていったVSE。
引退したVSEが、今後こちらのロマンスカーミュージアムでどのように紹介されるのでしょう。
引退前に「白いロマンスカー・VSE」にイベント乗車した模様を、上記リンク先の記事で紹介していますので、興味がある方はぜひ読んでみてください!
そして「過去」から「今」へ
さて「VSE」、「ロマンスカーミュージアム」と歴代ロマンスカーをご紹介してきたわけですが……
現役のロマンスカーがいったいどんなものなのか、気になりませんか?
もちろん、乗ってきましたよ。
最新のロマンスカー「GSE」に。
乗車記のリンクは↓こちらです。ついでにぜひお楽しみください!
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