琵琶湖を飛ぶ赤い翼
先日、滋賀県の湖西に連なる比良山地がいい感じに雪化粧をしているのが見えたので、琵琶湖畔に写真を撮りに立ち寄りました。
昨日はひどく雪が吹き荒れましたが、一夜明けて見事な快晴。
撮影場所に選んだ砂浜は、それほど人に知られている所ではないので、波が打ちつける音を聴きつつ、ゆったり過ごしていると――
「ぶおおん」
と、視界の端から突如赤い翼が飛びあがり、目の前を通過していきました!
飛行機はゆったりと湖上を旋回し、しばらくしてからカモが羽を休めにやってきたようにスムーズに湖に着水しました。
「ウルトラライトプレーン」と呼ばれる飛行機を乗りまわしておられたのは、ウルトラライトプレーンクラブの方々。
飛行許可を取り、だいたい週一で琵琶湖を飛行されているのだとか。
ご年配の方が多く、その佇まいや技術は実に年季が入ったもの。私の父と同年代くらいの方が「クラブでは私が最年少です」と笑っておられました。
私含め、物珍しさに集まった人たちの前で飛行機は発進準備をまたたく間に終えると、ごく短い滑走で湖を離れ、再び湖国の空へ舞い戻りました。
その後は悠々と飛行を続け、ときにオオワシのように旋回を繰り返して高度を上げ、湖と空の青を背景に勇ましくその赤い翼を広げていました。
なんともカッコイイ光景ですが、ドローン人気や資格、許可などの関係で、全国的に愛好家の人数が減少し、こうした集まりはやがてはなくなるだろうということです。
こうして赤い翼が湖国に翻る光景が見られるのも、もしかしたら今だけなのかもしれませんね。
ちなみに動画などはインスタグラムに投稿していますので、よければこちらもご覧ください!
動画①
動画②+写真
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