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その山の前に立つと、”時が止まる”

日本最南端の駅を降りると、
見渡す限りの田畑が広がり、
視界の端にわずかに見える海を背景に
屹立していたのは薩摩富士――

訪れた旅のスポットと、そこで買ったお土産『ご当地マグネット』を紹介する「旅の土産はマグネット」シリーズ。

今回ご紹介するのは鹿児島県の開聞岳と、「石マグネット」です!


日本最南端の駅

枕崎駅から指宿枕崎線の気動車に乗り、薩摩半島を東に進むこと約1時間。

西大山駅に降り立ちました。
ここは看板にある通り、日本最南端の駅として知られています。

構内の至るところにそのことを示す看板が、あちらこちらに見られます。

次の列車が来るまで約1時間。
日本最南端の駅に立つという目的を達成した私は、列車が来るまで周囲を散策することに。

それにしても美しいと感じたのは、薩摩半島の南端に位置する開聞岳

当日はほとんど雲一つない天気で、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳のてっぺんが、青天をまっすぐ衝く姿をほれぼれと眺めていました。

踏切を渡って山に近づきます。
電線も高い木々もなくなっていき、私は真正面から開聞岳と向き合いました。

その瞬間、

「あ、時が止まった」

と感じました。

風がやみ、視界の奥に覗く海も凪いでいて、トラックや、草木や、人など、
周囲に動いているものは何ひとつありません。

時間の経過というのは、周囲の物が動いてこそ判断できることなのです。

聞こえるのは自分の息づかい。
時が止まった世界で動いているのは、

自分だけ。

なんて馬鹿な妄想をしたのはものの数分。
たっぷりと開聞岳の姿を目に焼き付けた後、何事もなかった風に西大山駅に戻りました。

しかしこの時の馬鹿げた妄想が、とある小説作品の執筆に大きな影響を及ぼすことになるとは、当時は夢にも思いませんでした

ご当地マグネット「ペイント石マグネット」

さて、最後に恒例のご当地マグネット紹介と参りましょう!

今回ご紹介するのは西大山駅前の売店で買ったこちら!

天然石にペイントが施されたマグネットです!
地元産の石かどうかは不明です笑

ただ天然石にハンドメイドで唯一無二の絵を描くという点が、ここで体感した自然とマッチしている気がして、迷わず購入しました。

同じ売店で焼きいもをパクリ!
薩摩半島は芋がおいしい。

特に芋焼酎はクセがありながらも飲みやすく、芋焼酎を始めたいという方にはおすすめです!

今回はここまでです!
次回の更新をお楽しみに!!

「旅の土産はマグネット」シリーズ一覧はこちら👇

ご当地マグネットとは何ぞや?という方に👇


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