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お稲荷さんの誕生日と、私の小説の話


京都・伏見稲荷大社

京都市伏見区にある伏見稲荷大社といえば、
商売繫盛の神様……と説明する必要もない
もうメジャーな存在ですよね。

今回は伏見稲荷大社と、
お稲荷さんの誕生日のお祝い
初午大祭」について紹介します!

伏見稲荷大社

お稲荷さんが鎮座している稲荷山の山中には、
たくさんの末社やお塚もあり、
本殿からそれらをつなぐ形でのびる千本鳥居は、
国内外から人気を集める一大観光スポットです。

千本鳥居

またふもとの本殿から30~40分ほど
参(山)道をのぼると四ツ辻という
見晴らしのいい場所に出て、
天気がよければ「あべのハルカス」が
見えることも。

四つ辻からの景色

四ツ辻には「仁志むら亭」という
お茶屋さんもあり、
休憩がてら甘味を食べたり、

絶景を眺めながら
うどんやいなりずしといった
軽食なども楽しめます!

2月12日は初午大祭

この記事を投稿した2024年2月12日は、
初午(はつうま)の日。

初午の日に稲荷大神が稲荷山に
ご鎮座されたことから、
伏見稲荷大社では例年初午の日、
つまり本日2/12に初午大祭
執り行われます。

いわば"稲荷さん"のお誕生日のお祝いですね。

初午にお参りすることは「福詣」ともいわれ、
初売りに合わせて販売される
しるしの杉」は商売繫盛・家内安全の
御守りとして人気です。

しるしの杉
平安時代も中期以降になると、紀州の熊野詣が盛んとなり、その往き帰りには、必ず稲荷社に参詣するのが習わしとなっていて、その際には、稲荷社の杉の小枝=“しるしの杉”をいただいて、身体のどこかにつけることが一般化していました。

伏見稲荷大社HPより引用(https://inari.jp/about/history/num07/)

稲荷さんと私と、私の小説

実は稲荷山にあるお塚の一つを、
先祖の代から家神様としてお祀り
していることもあり、
毎年稲荷さんに初詣するのが
家族のならわし。

清明舎
この奥の清明瀧でご先祖様が滝行をしていた
(※今は立ち入りが禁止されています)

山道を歩くことで毎年の健康度をチェックしたり、
山の上の社でおみくじを引いたり、
新しくできたお茶屋さんで甘酒を飲んだりと、
毎年違う楽しみがあって面白いです!

滋賀在住でありながら
慣れ親しんだ場所であった頃から、
私の作家デビュー作である
小説『二十世紀電氣目録』では、
伏見稲荷大社を舞台の一つとして
書かせてもらっています。

冒頭試し読みのシーンで
伏見稲荷大社を描写していますので、
気になる方は下記リンクからどうぞ!

例年観光客でいっぱいのお稲荷さんですが、
ふもとの一番有名な千本鳥居を抜けた辺りから
観光客がぐっと減りますし、
時間帯によってはガラガラの時もあります。

ぜひ一度訪れてみてください!


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