旅が好きな作家＆ライターの結城弘です。
前回は「旅の準備①～腕時計編～」として、便利な旅ツールである腕時計について説明しました。

さて、みなさんは旅に出る際、どのような交通手段を使われますか？
自動車や鉄道、飛行機など手段は様々だと思いますが、検討するうえで重要になってくるのは予算だと思います。

新幹線や飛行機は便利ですが、遠方に行くとなると１万超えは当たり前。
安く済ませようとすると夜行バスが妥当ですが、何度も貧乏旅を経験した身としてはやっぱり長時間バスに揺られるのはしんどいです。

そこで今回の旅の準備は、私が実際に移動時に利用した割引プランを紹介しつつ、「目的地まで快適かつ安く移動できる方法」に焦点をあてていきたいと思います。

①関空～釧路片道3760円「ピーチ航空格安セール」

今年の3月に北海道旅をしたのですが、その時に利用したのが格安飛行機で有名な「ピーチ航空」でした。

主要都市をつなぐ路線でも、１万円をきることがザラにあり、今も「関空→札幌」を調べてみたら、５、６千円代で乗れる日なんかもありました。

これだけでも安いと思うじゃないですか。

だけど私が予約した時の値段は、

２５００円でした。

表示がバグってんのかなと思いましたし、あとでトンデモナイ請求がくるんじゃないかと出発日まで震えて過ごしていました。

そこから座席使用料や空港使用料がかかりはしたものの、それでも最終的な片道運賃は３７６０円。

ぶっちゃけ地元から関西国際空港に行くのとそう変わらない値段というぶっとび価格。飛行機だけにな！ガハハハ！

さて、なぜこんな怪奇現象が起こっているのかといいますと、ピーチ航空は時々セールを行っているんですね。

ちょうどこの記事を書いた翌21日からはクリスマスセールが始まるので、旅行を検討される方はぜひ検討してみてはいかがでしょう。

②大手航空会社の割引セール

格安セールはピーチ航空だけに限らず、ANAやJALといった大手航空会社も大々的に行うことがあります。

私が５月の東北旅行⇧の際に利用したのは、第１回のキャンペーンの際に申し込みが殺到してサイトがパンクしたことでも話題になった「JALスマイルキャンペーン」です。

この時は伊丹から花巻まで、片道6600円でJALの飛行機に乗れました！

往復で利用しても、関西から東京までの新幹線片道分の値段と同じと考えれば、その破格っぷりがわかります。

この時の東北旅も、実に楽しく驚きに満ちた旅でした！

このように大手の航空会社もお得なセールを行なっていることがあるので、旅行を何となく考えている方はサイトをチェックしてみるといいでしょう。

③１万円以内で新幹線グリーン席に乗る

最後にご紹介するのは山陽新幹線切符についてです。

山陽・九州新幹線の割引切符で有名なのが早特切符です。

これは１４日前までにネット予約すれば、関西・中国と九州を結ぶ新幹線の値段が大幅に割引されるというもので、新大阪～鹿児島中央なら２万２０００円ちょっとの正規運賃から１万６９７０円まで割り引かれます！

今年10月の九州旅行の際も、この早特切符を活用しようと思ったのですが、計画を立てた時点ですでに出発予定日まで１４日をきっていて、利用できない状況でした。

夜行バスは避けたいし、素直に正規の値段でいくか……

そう諦めかけた時に見つけたのが、「バリ得ひかり・こだま」プランです。

これは日本旅行が販売している旅行商品で、たとえば今の時期なら、１万５千円ちょっとの新大阪～博多区間を、片道８６００円で新幹線に乗って移動できます！

私が予約したのは新大阪→小倉で、確かこの時は８１００円だったかな？
しかも＋１０００円でグリーン席へのアップグレードが可能！

最終的に９１００円という信じられないお値段に、あとでトンデモナイ請求がくるんじゃないかと出発日まで震えて過ごしていました。

が、その後何事もなく、グリーン車に乗って快適に九州へと向かえました！

「バリ得ひかり・こだま」プランはのぞみには乗れないという制約はありますが、むしろ目的地までのんびりグリーン車で旅をできるのは快適そのもの。

ワンドリンクサービスもつくなど、いたせりつくせり。

その後の九州での旅も、実に楽しいものでした。

最後に諸注意など

様々な格安プランを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。

たとえばピーチ航空といった格安航空会社のチェックインカウンターは、だいたい空港の隅っこのほうにあり、移動に時間がかかります。

そして関空発のピーチ航空の場合は同じ建物の端っこどころか、ターミナルをとび出してバス移動必須の最果ての地にカウンターがありました。

あとこれは当たり前ともいえますが、ほとんどの格安プランは「予約変更・取り消し不可」です。

予約時点である程度きっちり計画を立てておかないと、あとでやっぱり変更ってなった時に取消料を払うハメになり、結局は余計な出費をしてしまった、なんてこともあるのでご注意を。

みなさんも旅行を計画される際は、いつもより念入りに交通手段について調べてみてはいかがでしょう。

早めに計画を立てれば、早割サービスに間に合うなんてことも多々ありますし、諦めずに調べていれば思わぬ掘り出しものに出会うことも……

それでは快適な旅を！