啓蟄

冬ごもりしていた虫たちが地中から這い出してくる出してくる頃。

ここで言う虫とは、蟲=生き物全般ですね。
個人的な印象かもしれませんが、啓蟄の句ってミミズやトカゲが描かれていることが多いような気がするのですが、カエルやヘビもです。
暖かくなり、生き物たちがいよいよ活動的になります。
人も、やっと朝布団から離れるのが楽になりますね(私だけ?)。

啓蟄は、卯の月のはじまりです。

「卯」の字は象形文字で、左右に開いた扉、もしくは双葉を表しているそうです。芽吹いて双葉になった頃は、まだちょっぴり弱々しさも感じますが、すぐに地面を覆い尽くすほどの勢いがあります。そして、卯は茂るという意味も。

「卯之言茂也,言萬物茂也」(史記)
卯は茂るを言うとするのであり、万物の茂るを言うのである。

卯月は木気のもっとも盛んな季節(=旺)です。

勢いは盛んですが、陰陽でいうと卯は陰。小さなものが跳ね回る感じでしょうか。春の始まりを軽快に知らせて回るうさぎ。不思議の国のアリスのウサギもずっと走り回ってますね。

ウサギが出てくるお話で言えば、「因幡の白兎」や「カチカチ山」など、物語の中で、頭の回転が早くて元気いっぱい、そして悪戯好きという役どころが与えられています。

前後の寅と辰の貫禄と比べると、なんとも小さきものではありますが、小回りが効くからこそ、いろんなところにちょっかいを出して、変化をもたらすのかもしれません。


春を告げる野の花といえば、菜の花。

早咲きのところは関東でも1月から見られるようですが、だいたいが3月上旬。目に鮮やかな黄色を楽しめます。


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