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ベストセラー「おカネの教室」ができるまで

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発売半年で約3万部の話題作、経済青春小説「おカネの教室」。サラリーマン記者の家庭内連載がどうヒット作に「化けた」か。作者自身が創作の内幕を明かします。
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2018年6月の記事一覧

「おカネの教室」ができるまで⑧ついに完結

So white...ロンドンでの私の平日のルーティーンはこんな感じだった。 5:00~6:00 …

高井宏章
6年前
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「おカネの教室」ができるまで⑦ロンドン!

まさかのBREXIT2016年3月末、私は本業の新聞編集の関係で、ロンドンに赴任した。 …

高井宏章
6年前
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「おカネの教室」ができるまで⑥長期休載

敵はアベノミクスとプーチン?筆者の本業はサラリーマン記者だ。専業作家と違って、執筆ペース…

高井宏章
6年前
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「おカネの教室」ができるまで⑤勝手な人々

自由に動き出す登場人物たち執筆当初の設定は以下のような、極めておおざっぱなものだった。 …

高井宏章
6年前
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「おカネの教室」ができるまで④三人組誕生

命名の憂鬱誰だったか思い出せないのだが、どこかである小説家が「小説の登場人物の名前を考え…

高井宏章
6年前
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「おカネの教室」ができるまで③深夜の閃き

設定は「パクリ」家庭内連載を始める時点で、「お金と経済」というテーマ以外に決まっていたこ…

高井宏章
6年前
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「おカネの教室」ができるまで②書いちゃえ

連載開始は2010年手元の記録では「おカネの教室(以下おカネ)」は、2010年5月の大型連休中に家庭内連載が始まっている。連載開始といっても、連休前半戦あたりに私がパチパチと執筆し、プリントアウトしたものを長女に「読んでみな」と手渡しただけのことだ。 今見ると、A4で7ページ、4600字ほどの初稿は「思ったとおり、教室はがらんとしていた。」という一文で始まっている。書籍版とほぼ同じ書き出しだ。 長女は2000年生まれのいわゆるミレニアムベイビーで、連載開始時は10歳。5年生に

「おカネの教室」ができるまで①はじめに

この文章、「『おカネの教室』ができるまで」は、私こと高井浩章がデビュー作を執筆して出版す…

高井宏章
6年前
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