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【企画】愛読書で自己紹介

山根あきらさんの企画への参加作品です

1.企画内容

♯愛読書で自己紹介

山根あきらさんの企画
愛読書で自己紹介するという試みです

僕が好きな歌人で山崎方代さんの短歌で
結果的に最後に残ったモノが
あなたをあらわす大切なモノだと
伝える作品があります

手の内にあたたまりたる石ころは
風雨にたえて来たる石なり
 〜山崎方代〜

歌集『方代』」より

これまで生きてきた中で
結果的に手元に残った本が
今の僕なんだと思う

まもなく〆切ですが参加させて頂きます↓

2.僕の愛読書

くりかえし読みたい本は下記の3冊です。

①『いちからはじめる』〜松浦与太郎〜
②『自省録』〜マルクス•アウレーリウス〜
③『ラブカは静かに弓を持つ』〜安壇美緒〜

②以外は、比較的最近の本だけど、
今年、大阪から滋賀に引越した際、
思いきって古いを売り飛ばしたので、
机の上にはこの3冊しか残っていない

だから、手垢のついた本というより、
結果的に手元に残った本といえる

3.選んだ理由

①『いちからはじめる』

松浦与太郎氏の本は、書店で見つけたら、
とりあえず買うことに決めている

言わずと知れた『暮らしの手帳』の編集長で
大大大先輩で、雲の上の存在ですが、
心の底から尊敬している方です

僕はかつて、12年台湾に駐在していて、
日本のモノがあまりない世界で、
近所のデパートにひっそりとあった
紀伊國屋の本を、日本の3倍くらいの値段で、
エイヤーで、買って読んでいた

とにかく値段が高い上に、
のんびりしていると、すぐに他の駐在員に
買われてしまうので、必死で本を選んだ

その限られた環境の中で、松浦与太郎氏の本は
なぜかストンと腑に落ちた

僕自身が最近転職したこともあり、
これまでの実績も人間関係もリセットした

まさにタイトルの
『いちからはじめる』がしっくりくる状況

そのタイミングでぐうぜん書店で見かけ
ハッとして、ぱっとつかんで、レジに走った

今、こうして読み返しても、
線を引くところだらけで
本当に心によりそう名作だと思う

②『自省録』

TVドラマ『ミステリーと言う勿れ』で
引用されて、人気に火がついた本

まあ、人気だからと、たまたま手にしたけど
読めば読むほどに、名言だらけで、
これは一生モノだなと、ブックカバーをかけ
くりかえし、くりかえし、読んでいる

③『ラブカは静かに弓を持つ』

2023年本屋大賞ノミネート作品
大阪から引越しする際にブックオフで
大量に本を売った帰りに、手土産で買った

ブックオフで平積みされ、
装丁がめちゃくちゃ美しかったので、
内容も知らず直感で手にした

年末年始のバタバタで
少し時間がある時に妻に内緒で
一人でコメダ珈琲店に立て籠もり
黙々と読み、ぽろぽろと泣いた

おそらく人生の岐路に立った時
この感動を思い出し、再読し、
また泣くと思う

以上、3点でした。


最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

山根あきらさん
ステキな企画に参加させて頂き
本当にありがとうございました。

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