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アラフォーエンジニアが今後のキャリアについて今想うこと

元ラーメン屋店長だった自分がエンジニアになってはや8年が経った。現在、36歳。アラフォーエンジニアあるあるだが、次のキャリアについて試行錯誤しているので、今の考えをまとめてみた。

まず、エンジニアのキャリアパスを3つに分類してみた。

  1. 抽象的な課題を解決できるエンジニア

  2. 業界トップクラスのエンジニア

  3. 設計書どおりにコーディングするエンジニア

1.を具体的に言うと、人や案件を動かせるエンジニアだ。
案件をリードしたり、チームをマネージメントしたり、ビジネスの要求を吸い上げて仕様まで落とし込めたり、アーキテクチャを作れたり…と抽象的な課題を解決できる人材のことを指す。
当たり前だが、責任の重さに比例して3.のエンジニアより給料が高い。そして、人とのビジネスコミュニケーションスキルが求められる。

2.業界トップクラスのエンジニアは言わずもがな。iOS界隈だと〇〇さんと名前が出るレベルで技術に特化したひとを指す

3.設計書どおりにコーディングするエンジニアは、そのままキャリアが進むと危ういと思っている。最近業務でCopilotやGPT-4を使っているが、3.のままだと、いずれAIに置き換わるか単価が下がるのは間違いないと本気で思う。

今考えるキャリアパス

で、自分はどうかというと2.は遠の昔から諦めている。技術について興味はあるが、トップクラスには成れない。知識も探究のレベルも違いすぎる。
中途半端なスキルがあっても若者に伸びしろと体力で負ける。そのスキルなら企業は若手が欲しいことは分かっている。
成れないなら別の道を歩むのが生存戦略。

となると、1.の道が残る。
エンジニアを始めて長らく、人と関わる機会は極力減らして好きなプログラミングだけしていたい〜と思ってきたが、無理な話だった。
ある程度ビジネスコミュニケーション力があれば自然とバッターボックスに立つことを求められる。
そしてAIの台頭で自分の考えが変わった。対プログラミングはAIに置き換わるかもしれないが、対人は必ず残る。そこに生きる道がある。やりがいを感じている。

そもそも時間を切り売りする働き方への危機感


ロバートキヨサキという実業家の「ESBI」という法則がある。働き方を4つに分類したものだ。

E:employee(従業員)
S:self employee(自営業者)
B:business owner(ビジネスオーナー)
I:investor(投資家)

大半のエンジニアはE: employee(労働者)に属している。自分も主務はEだ。
この働き方は、時間や労働力を切り売りしている働き方だ。エンジニアもラーメン屋店員も従業員なら本質的には変わりない。
自分はこのEの働き方をずっと続けていられる自信がない。60歳になっても今と同じように職場に行ってプログラミングをするとお金がもらえるビジョンが見えない。
企業は若手を求めるし、AIに置き換わっている可能性が高い。

それもあってサイドビジネスとして個人アプリの運営に注力している。
ESBIで言うところのS・Bを経験している。
Eは時間の切り売りという特性上、天井が見えやすい。エンジニアだと1000-2000あたりに天井が来ると思う。
S・Bは天井がない。そこがやっていて楽しい。
(Iはまだやれてない…)

個人商店の店長として


最初はESBIのような考えも知らず個人開発を始めたが、最近は個人商店の店長である自覚を持ってアプリを運営している。
そして面白いことに、個人開発でも「1人で好きな開発をできればいいや」フェーズの天井を迎えてしまった。今回は誰かに肩ポンされる訳ではなく、自分で悟った笑。
自分のサービスでも、一部のタスクを外部の方に発注している。やはり人との関わりは必要不可欠。

個人開発をやったことない人には、S, Bを経験できる観点でぜひおすすめしたい。エンジニアだと仕入れほぼなく自分で商店を開けるメリットが大きい。
例え数百円だとしても、労働以外で得たお金は嬉しいものがある。

今後も人と向き合う仕事を続けながら、AIを道具にする側になる道を模索しながら、エンジニアを続けたいと思う。

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