婚外男性への手紙#4『マッチング市場で男は舐められる』
この記事は、婚外恋愛をはじめる前の自分に宛てた手紙のような形式で、男性がよりよい婚外恋愛をするための考えかたや工夫について、思うことを書いていくシリーズです。
共感できる部分があれば、参考にしてもらえたらと思います。
#1~#3まではこちら。
はじめに
今回から3回に分けて「マッチングと市場原理」というテーマで話をしていきたいと思うんだ。俺がこの数年間で、既婚者マッチング市場をどう見てきたのかを伝えていきたい。
だって君はいま、既婚者向けのマッチングアプリを始めてみようかって悩んでいるだろう?俺が色々と眺めて考えてきたことを書いておくから、まぁ読んでみて、君もそれからゆっくり考えたらいい。
とりあえず、何も考えずやみくもに既婚者向けマッチングに取り組む前に読んでみることをおすすめするよ。既婚者マッチングに参加するということがどういうことを意味するのか、少しわかってもらえると思う。
言っておくが、俺は既婚者向けマッチングのアプリもサイトも利用したことは一度もない。
その理由も、読んでいけば自ずとわかるだろう。
これは実体験ではなく、俯瞰だ。実体験が既婚者向けマッチングの内側の情報だとしたら、これは外側から見た俯瞰の情報になる。外側にいるからこそ、一度も利用したことがないからこそ、思うこともあるってことなんだよ。
なぜそんなことを書こうと思ったかって?そんなことを書いている人が、ただの1人もいなかったからだ。
もしかしたら3記事の内容は今の君にとって多少厳しい内容も含んでいるかもしれない。ただ、内側に入ってから現実を突きつけられるのも、けっこうしんどいものだと思うよ。
女性から直接言われるのも烙印を押されるようでしんどいし、やんわりとスルーされて直接言ってくれないのも、地味にしんどい。
これからの君がなるべくそんな目に合わないように、今の俺から見て思うことを伝えておくから、よければこれを武器にしてもらえたらと思っている。
入会と退会を何度も繰り返すことがなくなるかもしれないし、無駄なお金を払わなくて済むようになるかもしれないね。
ちなみに3記事とも、なにかデータをとって調べているわけじゃないから、そこだけ注意してほしい。ロジックはあるけれども、エビデンスがあるわけじゃない。書いてあることが本当かどうかは、わからない。ただ俺がこう考えた、というだけだ。
昔とてつもなく偉い人に「お前はデータがないとものが言えないのか。ロジックだけでものを言ってみろ」と言われたのが、懐かしいね。
ちなみに既婚者向けとは言っても、マッチングサービス全般も大して変わらないんじゃないのかと思っているよ。僕らが若い頃にはマッチングサービスなんてそこまでメジャーではなかったから、馴染みがなかったもんな。読んでもらえればわかるけど、原理なんてどこもだいたい同じなんじゃないのかな。
じゃあ、はじめていこうか。
男だけが費用を負担するシステム
男性がマッチングサイトやマッチングアプリをはじめようとした際におそらく一度は気になったことがあるであろうことの1つに、「女性は無料で、男性だけ費用が発生するシステムになっている」ということがあると思う。
本当かと思って一応月額費用を調べてみると、確かにほとんどのアプリやサイトで男性だけが有料、女性は無料というシステムになっていた。
(婚活系は女性も費用が発生するという印象を受けた)
・デート・恋活・婚活系(サービス名 - 男性費用 - 女性費用)
===================================
サービスA - ¥3,700 - ¥0
サービスB - ¥3,700 - ¥0
サービスC - ¥3,600 - ¥0
サービスD - ¥3,900 - ¥0
サービスE - ¥3,400 - ¥0
サービスF - ¥4,700 - ¥0
サービスG - ¥4,378 - ¥4,378
サービスH - ¥4,300 - ¥4,300
サービスI - ¥3,980 - ¥3,980
・裏垢系(サービス名 - 男性費用 - 女性費用)
===================================
サービス① - ¥3850 - ¥0
サービス② - ¥2480 - ¥0
サービス③ - ¥1300 - ¥0
・既婚者系(サービス名 - 男性 - 女性)
===================================
サービス(a) - ¥6578 - ¥0
サービス(b) - ¥9800 - ¥0
サービス(c) - ¥9800 - ¥0
サービス(d) - ¥4980 - ¥0
サービス(e) - ¥9800 - ¥0
<参考>
https://jsbs2012.jp/matchingapp/review/mami0016.html
https://match-apps.jp/seihekimatchingapp-osusume#01
https://liaminc.jp/matching/1711/
※大まかにしか調べてないので、詳細はそれぞれ確認してほしい
さて、今日はここから「なぜ女性は無料なのか」を考えていきたいのだが、こういう話をすると今年話題にもなった「デート代は男性が払うべき」に似たような意見も出てきそうだし、「なんでデートもしてないのに男が払うんだ」みたいな逆の意見も出てきそうだ。
それぞれ背景やお財布事情はあるとは思うのだが、今回はあくまでマッチングアプリやサイトという出会いの場に絞って、話を進めていきたい。
なぜ女性は無料なのか
女性が無料な理由
ではなぜ女性が無料で男性だけが有料なのか、ネットを見ればその理由になりそうなこともいくつか書いてある。
まず先に省いておきたいのが、
本気度の低い男性を減らすため
軽い性関係を求める男性のニーズが圧倒的に多いから
といった、男性の軽さについて言及した理由だ。
「男性を有料にすれば軽い関係を求める本気度の低い男性を省くことができる」という意見は、俺はいまいち納得がいかない。たとえ有料であろうと、本気度の低い(=軽い)男性はたくさんいると個人的には思うからだ。(軽い男性が少なければ男性も無料にする、というわけでもないはずだ)
有料無料と本気度や軽さは、そこまで強固な関係にあるとは思えない。
そうなると有効だなと思うのは、
男女比率の調整のため
料金を同じに設定すると男女比のバランスが悪くなる
といった理由だ。これはとても納得性があるような気がする。
どちらも、「男女比」について言及しているよね。
もし女性も有料だったら
男女比についての理由をまとめるなら、「女性が無料で男性だけが有料なのは、もし男女を同じく有料にしたら男女比のバランスが悪くなるので、調整のために女性を無料にしている」というところになるかな。
マッチングアプリやサイトも収益サービスなので、男女どちらも無料にすることは基本的にありえないだろう。ただもし逆に、男女を平等に同じ金額設定で有料にしたら、女性はなかなか集まらず極端に男性過多になってしまい、男女比が悪くなる。だから女性を無料にして、集まりやすくして、少しでも女性比率を上げようとしている、というわけだね。
本当かどうかは定かではないけれど、男女比は(6.5~7) :( 3~3.5)あたりになっていると言われているらしい。
男女の扱いと市場価値
なぜ女性が無料で男性が有料なのかという疑問についての「理由」はだいたいこれではっきりしたと思う。でも男性の君は、もしかしてまだなにかモヤモヤしていないかい?
そうなんだ。
男性側から見てこの状況に対してモヤモヤしてしまう気持ちの根本にあるものは、有料だと女性が集まらないとか、女性を無料にして男女比を調整するとか、そういう女性側の状況に対しての感情ではないよね?むしろ逆だ。
女性のことばかり考えられていて、男性が軽視されているような気がする、というところにあるんじゃないのかな?
女性の価値は相対的に高い
さっき理由のところで「もし男女を平等に有料にしたら」と書いたけれど、この仮定はとても重要なことを教えてくれると、俺は思っている。
つまり、平等に有料な条件で男女を募ったら、女性は極端に少ない。男女比でいえば8:2とか、9:1とかになるかもしれない。マッチング市場において女性はその存在自体が、希少価値が高いと思われているということだ。
女性は相対的に希少価値が高い。だから少しでも集まってほしいと思われ、費用面で言えば優遇されているんだ。
男の価値は
これのそっくりそのまま逆をいえば、男性は有料にしたところでしっかり集まると思われている。
男性に希少価値はない。相対的に見て、男性の価値は女性より低い。そう思われているんじゃないのか?そう扱われているんじゃないのか?
マッチングアプリやサイトに男性が登録するということは、相対的に価値の低い状況を甘んじて受け入れるということだと俺は思うが、君はどうだい?
そう考えた瞬間、俺はハッと気がついたね。
「舐められている」と。
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