こんにちは、あなたのココロのスキマ♡ライカでお埋めします、hirotographerです。さてライカを使い始めて以来、Sony α7シリーズが防湿庫のスキマを埋めてくれているのでついて感謝の気持ちを込めながら今回はライカ日記の中でSony機について触れてみようかなと思います（強引。
オマケのダウンロードデータもありますので是非最後まで読んでくださいね！

さて、私がライカ M10-Pを購入する1年半ほど前、2019年夏のある日突如Sonyから新型フルサイズカメラα7RIVの発売が発表されました。期待されていたα7SIIIではなく、まさかの高画素機の更新というニュースに世界がざわつき、どよめきました。たぶん。
そして個人的に最も衝撃的だったのが6100万画素という更なる高画素化に加え、それを4x4=16枚組み合わせるピクセルシフトマルチ撮影を行うことによりなんと「2億4千万画素」の高精細な画像が撮れるという機能です。

2億4千万画素・・・という響きに高校時代に好きだった子が郷ひろみファンだったというトラウマを持つ私は気づけばこんなツイートを世に放っておりました。

伝わるでしょうか？この胸騒ぎ。ドキがムッネムネしてくるこの感じ。
1984年にリリースされた曲でありながら、
1番の歌詞ではイチローやPerfumeの活躍に10年以上先駆けて
「見つめあう視線のレイザービームで」と光線を世に放ち、
2番の歌詞においては「抱きしめて男を女をハーフを」とダイバーシティのアツイ息吹をぶち込んでくるくらいに未来志向。これが郷ひろみです！
エキゾチックという字幕が出ていますが本人は「エキゾティック」と発音しており、これを繰り返したがために最終的には2:33～のあたりで「いのてぃ（いのち）の輝き」と思わず歌い上げてしまうという非常にポイントが高い仕上がりです。

まさに瞳AF（オートフォーカス）※注釈　とともに高画素新時代を切り開くα7RIVを象徴する曲！！そしてあの頃の青春のトラウマをカメラのチカラで乗り越えるべく、この「2億4千万の瞳AF」を是が非でも実現しなくてはならない！！私の脳細胞のシナプスに電流が駆け巡るとなぜか右手が数クリックを繰り返し、勝手にα7RIVの予約注文が完了していました。まさしくエキゾチックジャパーーーーン！

注※人物の瞳に自動的にピントを合わせてくれる便利なフォーカス機能。動物や大仏の瞳にもピントを合わせてくれる優れもの！！壁の顔見たいな模様にピントが合うこともあるけどご愛敬！！

数日後、満を持して到着予想日がアナウンスされると、私はこの計画実行のために募集をかけました。

しかしながら、男を女をハーフを広く募集したつもりですが（なんなら銅像もOK!）、この壮大なロマンを理解してくれた方はおらず、腫れ物に触るようないくつかのいいね！と多少の突っ込みリプを残してやがて私の日々のツイートの中で埋もれ、ひっそりと忘れ去られていったのです。

時は経ち、2021年。またふつふつと湧き上がるこの欲求を抑えられなくなってきました。これはどう考えても巷を騒がすドルチェアンドガッバーナの香水のせいです。絶対にとは言い切れませんが十中八九間違い無いと私の第六感が騒いでいます。

ところが世はコロナ禍、緊急事態宣言下の東京（1月現在）。おいそれとモデルさんを用意できないという非常に苦しいシチュエーション。だがしかし、日本の人口が1億2千万人を割る前になんとかこのプロジェクトを遂行しなくてはならない。少子高齢化でコロナ席巻する中、まさに待ったなしの状況です。強い使命感に駆られ、スタッフ一同、2億4千万画素の瞳を撮るために、代替案を必死になって探しました。そして一筋の光明を見つけました。

・・・・・・

掴もうぜ！！ドラゴンボール♪

・・・いいえ、龍の瞳です。

岐阜県が誇る、選ばれし契約農家だけが栽培を許された伝説の米。それがこの企画のためだけに降臨しました。

大きくて　甘くて　粘りがあり　よい香りの　お米です（原文）

これであればソーシャルディスタンスを保ちながら、2億4千万画素の瞳AFが実現でき、かつ美味しく食べられるという〆もついてくる画期的なソリューション。なおブランド米と称される魚沼産のコシヒカリが5kg 3,730円のところ、この龍の瞳はなんとその倍近い5kg 6580円！！圧倒的！圧倒的価格！！このサイトによると2020年11月時での米5kgの相場は2,143円ですので通常の三倍の価格で我が家に龍の瞳が近付いてきます！
これはもうお米界のシャア・アズナブル！

その赤い精米のシャアですが、近所のスーパー・オオゼキで電撃的取り扱い情報があり、年明け早々に申し込みを済ませました。予約をすると販売元に連絡が行き、そこから精米が始まるというこだわりよう。一体どんな2億4千万画素の瞳が撮れるのか、否が応にも期待がどんどん膨らんでいきます。不思議な旅が始まるぜ♪

さて、ここで今回のレシピです。

【2億4千万画素の龍の瞳AF レシピ】
・龍の瞳
・Sony α7RIV
・FE 90mm F2.8 Macro G OSS（90mmのマクロレンズ）
・東芝真空圧力IH炊飯器
・ミネラルウォーターもしくは浄水（浸水時間は短く）
・お茶碗
・各種ご飯のお供

ピクセルシフト撮影モードに切り替えてシャッターボタンを押すと自動的に16連写が始まり・・・おっと、久々のマクロ撮影だったのでマニュアルフォーカスにしてしまうところでした。あぶないあぶない。それでは瞳AFでなくなってしまいます。
・・・はい！！世界初2億4千万画素の龍の瞳AFのできあがりです！！郷ひろみ氏もきっと喜んでくれることでしょう。

なお、カメラ内ではピクセルシフト撮影した16枚を集約する作業はできないため、PCに取り込む必要があるのです・・・が、そんなところはすっ飛ばして今回できあがったお写真がこちらになります！！（料理番組風）

どん！！

通常のお米と比べて粒がとても大きいのが特徴です。黄色い粒は胚芽で、これを残すことにより非常に栄養価が高いお米になっています。食感はもちもちとしていて弾力がありながらも噛み締めるほどに豊かな米の香り、旨味を感じます。冷めてもこの弾力が持続するため、おにぎりにしても大変美味しく召し上がっていただけます。

え？伝わらない？
そうでしょう。残念ながらnoteで利用可能な10MB程度のデータ量ではこの龍の瞳の美味しさは到底伝わりません。
そんな欲しがりなみなさまのために今回はこの世界初2億4千万画素の龍の瞳AFのRAWデータをご提供いたします！！以下のリンクからご自由にダウンロードいただき、Lightroomで煮るなり焼くなり、PhotoShopで蒸すなり醸（かも）すなり、龍の瞳を存分に味わっていただけたらと思います。
よろしければhirotographer宛に@ツイートなどいただけると全力で米RTさせていただきます。
ちなみに1枚で2GB弱の特大ファイルとなっておりますが「ハードディスクがいっぱいになった」「あまりのデータ量にLightroomが落ちた」「PhotoShopが息していない」「そもそもAdobeを契約していない」などの苦情は一切受け付けませんのであしからず。

↓お米のダウンロード先
https://drive.google.com/drive/folders/15B4FVQzNOPXhnGn0nNFKfZ-oJ4Z-USKU?usp=sharing

さて白米をいただくだけに飽き足らず自家製のなめたけを載せてみました。
まるで故郷の雪景色のような白一色の世界になめたけが美しく映えます。

世界初2億4千万画素の龍の瞳AF　なめたけ添え

こう書くともはや高級レストランのメニューのようです。
ちなみにシェフの気まぐれサラダは本当に気まぐれなのか？実は気まぐれという言葉に隠したあざとさがあるのではないか？その謎はいまだに解けないままですが、もちもちと弾力のある龍の瞳の食感にコリっとした歯ごたえのあるなめたけが絡み、塩味と甘味を添えてくれるので何杯でも食べられそうな美味しさです。
思わず取り乱して小刻み震えながら「優勝！！」と叫んでしまいました。

そして龍の瞳のあまりの美味しさに、なめたけだけでは我慢できず・・・

暴食の罪を重ね続け最終的には牛すじの佃煮や自家製焼売まで飛び出す始末・・・神よ・・・この罪深き仔羊をお許しください。

まとめ

苦労のかいもありましたが、何より「人の瞳が撮れなければ龍の瞳を食べればいいじゃない」というマリーアントワネットばりの発想によって今回世界で初めて２億４千万画素の瞳AFが実現しました。

カメラ界隈の独特ですが「カメラからレンズが生えてきた」と、さも他人事のようにレンズの購入行動を表現する手法がありますが今回は「カメラからお米が生える」という新しいパターンを生み出しています。

なお今回のこの2億４千万画素の龍の瞳AFを撮影し、noteにまとめるためにカメラとレンズとお米を含めてと50万円と8時間くらいを消費しています・・・。「最初からライカ M10-Pであればこんな無駄な時間を過ごさずに済んだよね」きっとこのnoteを見た2億4千万人くらいがそう思っていることでしょう。

教訓:興味本位でカメラの謎機能を使うのはやめよう！

ということ人生を有意義に過ごし、後悔のない人生をお互い歩んでいきましょう。以上です。

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Twitter(@hirotographer)も愉快にやっておりますのでそちらもぜひ。