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オープンバッフルスピーカー その5

しつこくてすみませんw
今回も変更点がありましたので、レポートいたします
その④の写真を見ていただくとわかるのですが、スピーカーの周りのベゼル形状を変えました。
実は3Dプリンターを買い替えてずいぶんと信頼性が上がったので、、ほぼ20cmクラスのプリントも問題なくできるようになったので、作り直しました。
作り直すきっかけは、現在のスピーカーを置いてある場所が、左右対称ではないのです。そのためセンターに座って聴いていても、スピーカーから出てくる音がセンターに定位しないのです。
右側の方にちょっと大きめの物が置いてあり、どうしてもセンターが左にずれてしまいます。
今までのベゼルは全くのフラットだったためにその影響を受けやすいのは確かです。
そこで、ホーンを付けてみることにしました。ホーンと言っても巨大なものではなく長さ的には2.5cmくらいのものです。
このくらいの長さのホーンでどのくらい変わるのか?ちょっと不安もありましたが、3Dプリンターで出力し取り付けてみました。

ショートホーン

新しい3Dプリンターは特に問題もなくちゃんと出力してくれました。
さて、ショートホーンベゼルをスピーカーに取り付けて、音出しです。
まあ、大げさかもしれませんが、この短いホーンでもびっくりするほど変わります。

ショートホーンベゼルを付けたところ


以前も箱型のスピーカーにこのようなショートホーンを付けたことがあります。そのときは、もちろん箱型なので音が後ろ向きには放出されないので、音がただ単にフォーカシングされたような感じでした。確かに定位感は高くなるのですが、広がりがない。つまり音場感がかなりスポイルされてしまうのです。そういった意味ではちょっとつまらない音となってしまいました。
今回はオープンバッフルスピーカー+ショートホーンなので、直接音はフォーカシングされた感じで、定位が良く人の声などがくっきりしてきました。そしてもともと後ろ側に放出されている部分は変わらないので、とてもくっきりとした音像が出てくるのに、音場は豊かという感じです。
しかも、直接音がある程度方向を狭められるので、左右のバランスの違いが幾分解消されたようです。
使っているスピーカーユニットはダイトーボイスの16cmフルレンジですが、ご覧のようにロールエッジが2段重ねになっており、実際の振動板の直径は12cm程しかありあせん。これはちょっと詐欺られている感じがしますw.
オープンバッフルスピーカーには、このショートホーンは相性がいいようです。ある意味これはオープンバッフルスピーカーには不可欠かもしれません。
オープンバッフルスピーカーは見てわかるように、とても手軽に安価で作ることができるので、自作してみたい人は是非やってみて欲しいと思います。
やっぱり箱型っていろいろと難しいです。大きさ(エンクロージャー容量)やバスレフポートの設定、バックロードホーンに至っては作ったあとの調整はほぼ不可能ですから、それだけ失敗も多いはずです(自作スピーカーは、作った本人には素晴らしいとしか思えませんから、失敗と気づくまでにはかなりな時間を要しますがw)
また、変化がありましたらレポートします(しつこいw)

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