あさひろ

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最近の記事

SM出会いで現れた「スタンガン彼女」

15年ほど前だったか、まだガラケーのi-modeが全盛だった頃、掲示板にSM募集を載せていて珍妙な出会いをした事がある。 「貴方に興味があるから今日の夕方会って下さい」みたいなメールが飛び込んだ。 普通に考えてこれは「条件あり」の案件の様に見えた。 例え1円であっても(その為に)相手に直接払う気は無い」が信条の私にとっては無用の案件…のはずだった。 ただ、何か違うような気がするので、よくよく話していると条件案件でもなく調教希望でもないが、SMの「話」に興味があるから会っ

    • 心の旅路 枷を解き放とう

      人生は情熱的な旅であり、その道の途中で私たちはしばしば心に深い印象を残す経験を積み重ねます。 それは時として心に重い枷となり、自分自身を束縛することも。しかし、その逃避の望みの中には、実はもっと深い愛と慰めを求める秘めたる願いが隠されています。 厳しさの中に隠れた愛の渇望、破壊的な思いの奥にある真の癒しを求める心。 「誰にも理解されない」という孤独感や、「誰にも話せない」という閉塞感は、自らの心を閉じ込める壁となります。 外側は明るく振る舞いながらも、本当の喜びを見つけられ

      • 「縛られている間は貴方はどこにも行かないから安心できる」

        「縛られている間は貴方はどこにも行かないから安心できる」 そう言われた事がある。 まだ、私のSM経験が非常に浅かった頃、ある女の子と初めて会い緊縛を施し簡単なプレイを終えた後の事である。 何度か絶頂を迎えたので疲れたろうと思ってベッドに寝かせるために縄を解こうとしたとき、その女の子は「まだ解かないで欲しい…」と私に懇願した。 何故?と聞いた私に打ち明けたのが最初に書いた言葉である。 「少しでも長く一緒に居たい、少なくとも縛られている間は一緒に居てくれるから」ということ

        • SMの「主従」とは親子のようなもの

          「主従」 SMに踏み込んだ当初は、行為ばかりに興味を持ち考えもしなかった言葉でした。 Mの女性の心に触れるにつれ、主とは?奴隷とは?と考えるようになり辿り着いた私なりの考えです。 主従はSMの世界ではよく使われる言葉です。 一言で主従と言っても、それがどういう意味を持つのかは、主の考え方次第だと思うのです。 私は、これほど温かい関係は他に無いと思います。 言わば親子の関係に似ています。親は子を支配していると言えます。 子を愛する親は、何があっても子を見守り続けるものです。

        SM出会いで現れた「スタンガン彼女」

          前に進めないMの女性に伝えたかったこと

          もうSMに踏み込んで18年。 その出会いを始めた頃にSNSの日記に書いていたことを綴ろうと思う。 時にSMに興味がある自分をも否定する事があるよね。 「○△さん、SM興味ある~?」なんて飲み会の賑やかな場での発言を聞いたことありませんか? でも、せいぜい冗談っぽく「あるかも~?」と戯けて返すのが精一杯ではないでしょうか。 そんな女性の恋人がMの性癖や心理面を理解できればいいが、理解する以前にSMを忌み嫌う男性も居る。 価値観は人それぞれだから無理も無く、SMに興味を持つ

          前に進めないMの女性に伝えたかったこと