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自己紹介します!

初めまして!

初めまして!
ひろやと申します。動物のお医者さんをしています。
いや、厳密に言えば今はやってません。
今年の1月に職場を辞めて、現在は開業に向けて着々と準備中です。
さて、この自己紹介では僕の今までの人生、仕事を辞めるに至った経緯、これからやりたいことなどを紹介していきたいと思います。
しばしお付き合いください。

誕生~大学卒業

1990年、京都府で生まれました。
父と母の3人家族で、一人っ子として大切に育てられました。
小学生になると、地元の少年野球チームに入り野球に打ち込みました。
そして私立の中学校を受験し、無事合格。
中学高校と進み、そこでもずっと野球を続けました。
そして高校3年生の10月、誰もがそのまま付属の大学に進むと思っていた時「俺は獣医になる!」と大学受験を決意しました。
もちろん自分自身ですらそんな進路変更をするとは思ってなかったので、受験勉強どころか普段の学業すら疎かにしてしまっていた始末…
初めて受けた模試の結果は散々。。。(数学偏差値37!!)
それでも一生懸命頑張り1浪の末、北里大学獣医学部に入学します。
獣医学部は6年制なので、少し長めの大学生活でしたがとても充実した学生生活を送りました。
1年生は神奈川県の相模原キャンパスで、残り5年は青森県の十和田キャンパスで毎日楽しく過ごしました。
そして2016年、大学を卒業し念願の獣医師となります。

獣医師になってから

2016年、獣医師国家試験に無事合格し獣医師免許を取得します。
そして秋田県の動物病院に就職しました。
獣医師免許を取得したとは言え、大学卒業後すぐはまったくの無力。
当時の職場は獣医師が少なかったこともあり、就職直後からいろいろと任せてもらえる環境だったので必死になって働きました。
大変ではありましたが、職場の環境にも恵まれ、楽しく働けました。
3年目からは後輩もでき、自身の成長を実感しながら仕事に励んでいました。
秋田在住中に中高の同級生だった妻と結婚しました。
お互い関西の出身だったため、そろそろ地元に帰ろうかということで2022年に秋田の動物病院を退職しました。
その後、兵庫県の動物病院に転職しましたが、そこで待ち受けていたのが大きな挫折でした…

挫折を経験する

転職した先の病院は僕にとって働きやすい職場とは言えませんでした。
心理的安全性が著しく低い職場でした。
緊張の糸はいつも張り詰めた状態、院長からは怒鳴られ、ひどい時には無視され…
そしてさらに萎縮してミスをしてしまう…
聞きたいことがあっても聞くことができず、またさらにミスをしてしまう…
そんな悪循環になってしまっていました。
僕はいわゆるHSPです。
人が怒られていると自分が怒られているような気になってしまい、ものすごくドキドキし、汗が吹き出しました。
院長の機嫌が悪いと、自分が何かしたんだろうかと怖くなりました。
そして他のスタッフのように院長の機嫌を取れるような器用さもなかったため、どんどん仕事に行くのが辛くなってしまったのです。
そんなある日、発熱し咳が止まらなくなりました。
仕事を休んで病院に行きましたが、コロナでもインフルエンザでもありませんでした。
ただの風邪なら一日二日休めば治るだろうと思っていました。
でも2日休んでも、3日休んでも良くならない…
「もう限界」のサインだったようです。
3日仕事を休んで4日目、熱は下がりましたが咳は止まりません。
かと言って休み続けるわけにもいかないので、出勤しようと朝の支度を始めました。
いや、正確に言うと「始めようとしたけど、始められなかった」のです。
体に鉛が仕込まれたかのように重たくなり、ソファーから立ち上がれなくなりました。
底の無い闇の中に落ちていくような感覚に襲われ、朝なのに視界に入る自宅の風景は色を失っていました。
「もう仕事に行けない。」涙ながらにそう妻に言いました。

本当の地獄

退職の手続きは思った以上にスムーズに終わりました。
ただその反面、「あぁ自分は本当に必要とされていなかったんだな…」と思い、ひどく落ち込みました。
でもそんな職場も離れてしまえば心は軽くなるだろうと思っていました。
しかし結果は真逆…
辞めた後の方が僕にとっては地獄でした。
毎日襲い掛かってくる自己嫌悪、怒り、後悔…

「あんな職場でもちゃんと仕事を続けられている人もいるのに、なぜ自分だけ続けられなったのか」
「自分をこんな目に遭わせたあの職場や上司が許せない」
「自分を頼って来てくれていた動物や飼い主さんに申し訳ない」

こんな感情が順番に襲い掛かってくるのです。
当時の僕の心にはこの感情の行列ができていました。
そして心療内科を受診。
心療内科って本当に予約が取れないんですね。びっくりしました。
余談はさておき、心療内科の先生には
「仕事を辞めてくれてよかった。そのまま頑張って出勤してたら、間違いなくうつ病になってましたよ。」
と言われました。
うつ病じゃなかったと安心したと同時に、そんなにギリギリだったのかと衝撃を受けました。

回復と再スタート

そんな地獄のような日々も永遠に続くわけではなく、少しずつ心も回復してきました。
そうすると少しずつ自分が仕事を辞めた経緯を人に話せるようになってきました。
友人、先輩、後輩…いろんな人に話しました。
でもその時、ほとんどの人がこう言いました。

「あぁーそういう病院(院長)って動物病院あるあるだよね」

えぇ知ってましたよ。これが動物病院あるあるだってことくらい。
ワンマンな院長、パワハラ、長時間労働、強いられる自己犠牲…
自分が経験するまでどこか他人事でした。
これまで秋田の動物病院で積み上げてきたキャリアがあったので、そんなもん跳ね返せると思ってました。
しかし結果は見るも無残に惨敗。
そして僕はこう思いました。

「これこのまま動物病院あるあるにしてたら、この業界未来無いよね!?」

こうして僕の人生は再び動き始めました。

これからやるべきこと

動物病院に就職する獣医さんのほとんどは、動物病院業界に憧れや期待を持ってこの世界に入ってきます。
でもその一方で業界の現実を突きつけられ、失望し離れていく人もたくさんいます。
心を病んでしまう人もたくさんいます。
僕はそんな業界を変えていきます。
みんなが幸せに働ける業界に変えていきます。
苦しい思いをした過去の自分を救済するためではなく、動物病院業界の明るい未来のために変えていかなければいけないと思っています。
でも今の僕が業界に与えられる影響はものすごく小さい。
だからこそ少しずつ「発信する」ことにしました。
それも「自分で学びながら」
ということで、まずは自分の読んだ本の紹介をしていこうと考えています。
そしてただ紹介するだけでなく、その内容を動物病院業界に落とし込むとどう考えられるかというところまで考察していきたいと思っています。
ただしなんせ読むのが遅いので、ハイペースではアップできないとは思います。とりあえず自分のペースでやっていこうと思います。
感想や意見、反論などお寄せいただけると嬉しいです。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
先日、こんな言葉を教えてもらいました。
invent on the way(やりながら考える)
そしてもうひとつ
知覚動考(ともかくうごこう)
今までは何かをしようとした時、
「情報取集をして、考えて考えて考えて考えて考えて、行動する」
というのが僕のパターンでした。
ひどい時は考えた結果、行動に移さないことすらありました。
でもそんな自分はもうお終い。
これからは「失敗したらどうしよう」ではなく、「失敗したら失敗した原因を考える」マインドで、考える前に動きます。
そして「やべっ、失敗しちゃった('◇')ゞ」ってな感じで次に進みます。
よろしくお願いします!!

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