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とめどない別れの日々に思うこと

わたしが勤める会社は離職率が高めです。
だから、2桁にも満たない勤続年数ですが、
たくさんの先輩を、後輩を見送り続けてきました。
気づけば、ずいぶん古参社員になってしまいました。

退職する理由の多くが、さみしいものばかり。
それを変えることができない日々は、
本当に悲しく、心苦しいものです。

わたしが新卒だった時代と現在では、
ずいぶん景色が変わりました。

会社のために働く時代は終焉にさしかかり、
たのしさやよろこびに人が集まるようになりました。
給与だけでもなく、やりがいだけでもなく、
今日をどれだけ満足して過ごせるかが大切に思います。

仕事は辛く苦しいものだと叫ばれた時代が今、
少しずつ消えていくさまを見ているように感じます。

北風に耐えることもなく、太陽に焼かれることもなく、
ただ、自分が心地よく生きられる場所に颯爽と移動する。
それがこれからの時代にあっているのかもしれません。

同僚たちの立ち去る姿は、とても疲れているけれど、
うつむきもせず、振り返りもせず進む背中は
いつも逞しく、憧れすら覚えます。

きっとみんな、しあわせに。

わたしは祈ることしかできないけれど、
ほんの小さなラッキーくらいは
起こせる祈りになりますように。

さようなら。
みんな元気で。


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