見出し画像

【20字要約】 黄金のアウトプット術 成毛眞著

情報を多く吸収するほど成長できると信じている方は多いだろう。ぼくもそう信じてた大衆の一人である。だが、どれだけ多くの情報を得たとしても行動に移さなければ何の意味もない。インプットに重きを置き、アウトプットを軽視していたのだ。この本はアウトプット活動を始めたい方にぴったりの入門書である。インプットばかりに時間を割いている方にこそこの本を読んでいただきたい。


【この本を20字で要約】

"差別化を図るなら、アウトプットを繰り返せ"

【この本はこんな人におすすめ】

  • 情報過多な時代において、アウトプットの重要性を知りたい方

  • 情報を発信することで得られるメリットを知りたい方

  • インプット量は多いにも関わらず、成果に結びつかない方

【インプットの時代は終わった】

情報過多な現代、インプットの時代は終わったと言える。人と差別化を図るためにはインプットではなく、アウトプットを繰り返し行うことが重要だ。なぜなら、アウトプットし続けることは人生を変える程のパワーがあるにもかかわらず、多くの人はインプットに重きを置いているからだ。

【アウトプットを行うメリット】

アウトプットをし続けるメリットとして、センスが磨かれる、アイデアが生まれる、人脈が広がる、成果がついてくる、さらなる情報が自分のもとに集まってくると著者は記載している。意識的にアウトプットを行っているビジネスパーソンは非常に少ない。だからこそアウトプットをし続けることは上記のメリットを享受し続けることであり、大衆と差別化を図れる大きなチャンスなのである。

【一番ラクなアウトプットは「書くこと」】

アウトプットには様々な方法があるが、日本語で書くことが一番簡単だと著者は述べている。なぜなら、日本の義務教育を受けた人であれば読書感想文等のアウトプットの経験があるためだ。特に社会人であれば紹介文を書くべきだと著者は主張する。

【具体的な書くアウトプット法】

紹介文にはテーマと文字数に制限のある型を使う。テーマは自由だが、文字数は800字(100字×8ブロック)、原稿用紙2枚分の量だ。下記にそれぞれのブロックの型を紹介する。

第1ブロック:その本の印象の紹介。この文章を読む人にどう思ってほしいのかを伝える。
第2ブロック:その本の読者の想定。この本はどんな人におすすめか、読者について言及する。
第3ブロック:その本の中身の紹介1。その本の面白さはどこにあるのか、その全体感を伝える。
第4ブロック:その本の中身の紹介2。もう1ブロックを概要紹介にあてる。
第5ブロック:その本の具体的な中身の紹介1。代表的かつ特徴的な文章を引用する。多少文字数が前後しても良しとする。
第6ブロック:その本の具体的な中身の紹介2。第5ブロックで紹介した次に代表的かつ特徴的な文章を引用する。
第7ブロック:この本の著者の具体的な紹介。
第8ブロック:なぜこの本を取りあげたのかだめ押しする。

【著者の紹介】

著者は日本の実業家だ。元日本マイクロソフトの代表であり、書評サイト「HONZ」を開設し現在も代表を務める。多数の著書を執筆し、メディア出演も多い。言わば、アウトプットのエキスパートである。

【おわりに】

ぼくのようにアウトプットを軽視していたビジネスパーソンは少なくないだろう。この本を読むことで、アウトプットが人生にもたらす恩恵と実用的なアウトプット方法を学ぶことができる。お気付きの方もいるかもしれないが、この記事では先述した「書くアウトプット法」をもとに構成されている。みなさんも本書をきっかけにアウトプット活動を始めてみてはいかがだろうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?