時間が大事と思ったきっかけ

2つある。
1つは、自分がいい年齢になってきて、ふと過去のある時期を思い出し時。

2人の子供がいるが、どちらもついこの間まで赤ちゃんだったのに、と思う時がある。

今中学生の子供が、2歳ぐらいの時に旅行に行ったときのビデオを見ると、あのときはちょっところんだだけで自分で立ち上げれなかったな、とかもっと抱っこしてあげればなぁ・・、ということを思うぐらい時間の流れが非情だと思った。

そして、この今の子供が中学生の時期も、彼が高校生になったときに、あるいは社会人になったときに、ああぁ、もっとこうしておけばよかった、ときっと思うに違いない、と思った。

こう考えると、今の一瞬一瞬がとても大事なことと感じ、お金よりも時間のほうが大事、と思うのである。

もう1つは、天文学系の本を読んでから。
天文学というほど崇高な前提知識は持っていいないのだが、小さい頃から宇宙のことが好きで、宇宙関連の本をいろいろ読んでいる。
以下は、難しいながらも興味を持って読めた本である。

宇宙創成(上)(下)

宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで (ブルーバックス)

宇宙の話をするとき、とにかく巨大な世界なのでとんでもない数字が出てくる。

一般的なのは「光年」だろう。この世で一番速い光が1年で到達できる距離を表す。

太陽系(Solar System)は、通常は海王星(昔だと現在では準惑星に格下げされた冥王星)までが太陽系と思われているが、実際はその先にある「オールとの雲」までが太陽の重力に支配された「太陽系」となる。この「オールトの雲」までが太陽から約1光年ほどの距離がある。

太陽系から一番近い構成であるプロキシマ・ケンタウリまででも4.25光年離れている。

宇宙スケールで考えると4.25光年は近いのだが、人間スケールで考えると、現在も飛び続けているボイジャー1号がプロキシマ・ケンタウリに到達できるのが、約7.46万年もかかってしまう。

こう考えると人間の一生なんてほんとに短い。

年齢を重ねると若いときほど良いコンディションである日がそう多くないので、時間のためにお金を惜しむようなことは考えなくなってくるのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?