外資系企業って英語は必須?

外資系ベンダーに勤務しています。

外資系では英語は必須か?と言われたら必須でしょう。

自社製品が海外の開発部門で作られていてマニュアルも英語です。
海外に問い合わせするときも英語です。

ただ、流暢に英会話できることが理想ですが、そこまでの英語力である必要はないと思います。

重要なのは伝えたいことを正確に英語で伝えられるかです。

私は製品サポートに従事しています。

お客様からの問い合わせや製品の障害対応をしていますが、お客様からの要望や障害の内容を英語で開発部門にレポートすることがあります。

例えばお客様からの要望(当然、日本語で書かれています)を、機械的に英語に翻訳して伝えても正しく伝わらないときがあります。
お客様が日本語で説明しているときは、冗長な文章もあります。
その文章をそのまま英訳してもおかしな英語になるでしょう。

まずは日本語の読解力が必要です。

お客様からの要望を見て、お客様が本当に聞きたいことが理解できなかったら、私は理解できるまでお客様とやり取りをします。

お客様が要望されている内容の本質が理解できれば、その内容をなるべくシンプルな英語にして伝えることで海外とのやり取りもスムーズになります。

冗長に書くと読み飛ばされるか、読んでくれないこともあります。
クローズドクエスチョン(Yes or No)で質問するのが理想でしょう。

また製品の障害についても、少なくとも日本語で正確に障害の概要が語れなければ、英訳することもできないです。

これは日本語による言語化する能力だと思います。

日本語は母国語なので、読解力や言語化する能力を磨くのは、英語を流暢に話せるようになるよりも上達は早いと思います。

英語は重要なツールですが、日本のお客様を対応しているのがメインであれば、日本語を含めたコミュニケーション力が一番重要だと思います。

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