NHKスペシャル・延命治療

https://news.yahoo.co.jp/feature/1145

とてもいい番組でした。ここ数年で医療側も市民側もだいぶ意識は変わってきたと思いますが、それでもまだ寝たきりで意識のない終末期高齢者で日本の病床は埋まっている状況です。世界一の病床数を誇る日本ですが、この状況のままさらなる高齢化社会に突き進めば病床も医療費も枯渇しますし、本来の意味での救急救命医療も維持できないでしょう。何より本人の為にもならない可能性が高いです。人生の最終ステージをどのように迎えるか、国民一人一人が、家族や親しい人としっかり話し合っておくことが大事ですね。

ちなみに、僕が居た夕張市では、病院がなくなって診療所になってしまいましたが、市民側にそうした意識が醸成され、高齢化率日本一にもかかわらず救急搬送は半減し医療費も下がりました。(でも死亡率は変わらず)

日本全体がこうなれば、世界中から尊敬される日本になれるのではないかと思います。

夕張に育ててもらった医師・医療経済ジャーナリスト。元夕張市立診療所院長として財政破綻・病院閉鎖の前後の夕張を研究。医局所属経験無し。医療は貧富の差なく誰にでも公平に提供されるべき「社会的共通資本」である!が信念なので基本的に情報は無償提供します。(サポートは大歓迎!^^)