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【東京地裁】知念実希人氏(医師・作家)に110万円の支払い命令、過去に同様の事件も。


令和6年4月23日、東京地裁は作家で医師の知念実希人氏に対し、110万円の支払いとXの投稿の削除を命ずる判決を出しました。

これは、弁護士で前国会議員の青山雅幸氏のXの投稿に対し知念氏が「デマ」「反ワクチン」と名誉を毀損したことが裁判で認められたものです。

詳細は以下の通り。

・河野太郎議員が「ワクチンで不妊になるというのはデマ」と発言。

・それに対し青山氏が「デマではなく中長期リスクは不明」と投稿。

・それを受けて知念氏が「ワクチンで不妊になる等のデマ」「反ワクチン活動をした」などと発言。青山氏はこれに対し、「事実と異なる虚偽の投稿で名誉を毀損した」と訴えていました。



知念氏は同様の事件を2021年にも起こしています。

芥川賞作家の李琴峰氏に対し、

「いや、マジでなんで外国籍の作家さんがここまで露骨に日本で政治活動しているのか、私には意味が分からない。この方の芥川賞授賞式の発言やツイートからは、安倍前首相や自民党に対するヘイトが迸りすぎていて怖い」

と発言。その後李氏が

「外国籍の人は日本の政治について発言するな、という明らかな国籍差別」

と抗議。それに対し知念氏は公式に謝罪文を発表しています。

曰く、

「外国籍の方の政治活動は禁止されている、という私の思い込みで発言してしまいました。調べたところ政治資金等の制限があるだけで、そのような事実はございませんでした。
 謝罪し、撤回いたします。誠に申し訳ございませんでした。
 40年以上生きてきて、このような差別的な発言が許されないということをとっさに判断することもできなかったことは、私の人間性の問題であり、誠に申し訳なく思っております。
 今後はこの心の奥深くに根付いた誤った価値観を、何とか矯正していかなくては決意しております」

更にこう続きます





こうして殊勝に

「長い時間をかけて償っていく」
「作家としてあるまじき行為」

と深く反省していた知念氏ですが、その1年後にはこんな投稿をしています。



その2年後には、今回の青山弁護士への名誉毀損→110万円支払い命令…。

知念氏がご自分で言われている通り、「人間性の問題」なのかもしれません。

夕張に育ててもらった医師・医療経済ジャーナリスト。元夕張市立診療所院長として財政破綻・病院閉鎖の前後の夕張を研究。医局所属経験無し。医療は貧富の差なく誰にでも公平に提供されるべき「社会的共通資本」である!が信念なので基本的に情報は無償提供します。(サポートは大歓迎!^^)