日記 / 恋人同士のクロッキー

同居の彼が、有給をフルに活用して今日まで長いお休みをとっていました。
それで毎日おでかけしたり、家で一緒に絵を描いて動画を見てクレープを作ってみたり、などちょっとバタバタしていたので、久しぶりの日記です。

さて
仕事で朝の早い彼は21時に寝静まり、今の時間までひとり、お皿洗いや明日の夕飯の仕込みをしていました。
何となく献身しているような気持ちになれて、こういう時間は好きな方です。

今日から、彼と私のクロッキー会が始まりました。
(クロッキーと言えば一般には、2分や5分、10分、20分などといった短い時間で人体を描く行為を言うかと思います。)

発端は、私がふと「体幹を鍛えたい」と思ったこと。

ところで、私は学生時代1年間だけ画塾に通っていたのですが、そこでは週に1回クロッキーの日が設けられていました。
そのクロッキーは生徒自身が交代でモデルになっていく形式で、数分間おなじ体勢を崩さぬようポージングするのがとても難しかったことを覚えています。

その経験から、「ただ体幹を鍛えるだけではつまらないし、試しに2人でクロッキー会を開いてみよう!」という話が持ち上がりました。

いざやってみると、これがまた難しいんです。
私は経験者といってももう何年も描いていないためにレベルは初心者同様、すっかり衰えていました。
そもそも人体クロッキーは当時から苦手だったこともあり、ちゃんと実力になっていないのでサボっていた分だけ順当にステップダウンした、という印象。

一方の彼はクロッキーが初めてで、まだ時間内に全身をかけなかったり、描けても細部が曖昧だったりと物足りなさを感じているようでした。
ですが、形の取り方や線の描き方が魅力的で、素敵な絵になっています。

そんな風に交代で何度かポーズをとり、描き、疲れた頃に本日の会は終了。

二人一致の感想としては……自宅クロッキー、とっても楽しいです!!
良いですね、何とも。
ガッと数分間だけ集中する感覚は、脳がビビビと活性化するような心地よさを与えてくれます。
正しいクロッキーが描けるか?などは、講師もいなければ光源も家庭用なので難しいでしょう。
しかし、普段の手軽なトレーニングとしてはかなり気に入りました。

私は抽象模様画家で、人体に関しては本当に目も当てられない不出来さなので、是非しばらく続けていきたいですね。
全く動かない人間の体を数分間じっと見続けるという状況は、クロッキーに理解ある人がいなければ実現しないので、彼が私と同様に絵を描く人で本当に良かったなぁと思います。

お久しぶりでまとまらない文章になってしまいましたね。
新たな楽しみを見つけて、またひとつ日々が幸せになった話でした。
ここまで読んでくださりありがとうございます、それでは皆様また次回のnoteにて。