【行政DX】茨城県の幸福度指標で「幸せ」のみえる化-いばらき幸福度指標-
夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」目指して活動しています。
家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。20年、30年先の岡崎市の未来をともにつくる。
私、ひるた浩一郎は、「しあわせ」とは『選択肢がたくさんあるなかで、自分が本当にやりたいことができる』ことだと考えています。
茨城県が「いばらき幸福度指標」を策定しており、全国のしあわせ度を可視化しています。ちなみに、2023年12月1日(金)に発表されたプレスリリースによると……茨城県は全国13位。上位3自治体も公開されています。
総合1位 東京都
総合2位 神奈川県
総合3位 埼玉県
さくっと資料を見たい方は、以下の茨城県のウェブページ参照ください。
「いばらき幸福度指標」の見直しと2023年度の全国順位についての記者会見資料(2023.12.1)
◯ 茨城県の「いばらき幸福度指標」とは?
そもそもなんなんだ、これは…?って思っている方もいるかもしれません。
去年、2022年に策定され、2023年の今年にアップデートされました。
茨城県のウェブサイトから引用します。
成果を図るために「定量化」することがビジネスにおいては重要です。自治体においても「しあわせ」といった定義しづらいものを、いったん定義して、見える化(可視化)し定量化できるようにしたもの。
「新しい豊かさ」「新しい人財育成」「新しい安全安心」「新しい夢・希望」を大項目指標とし、中項目、小項目がある状態。
42の具体的な指標で構成されています。この中には、男性の育児休業利用率やデジタルガバメント率など、時代の変化や社会的なニーズに応じて更新されるものも含まれていま
茨城県を中心に上位の広域自治たち(都道府県庁)のランキングはこちら。岡崎市がある愛知県は総合8位。首位の東京都とは2.5倍、神奈川県でも2倍弱の差をつけられている。ぐぬぬ……!
◯ 「幸せについて考える」対談の動画
茨城県知事の大井川和彦さんとWAmazing㈱社長兼CEO 加藤史子さんとの対談動画も公開されています。
主題は「幸せについて考える」というもので、幸せの定義や、個人が感じる幸福感についての多様な視点が話し合われました。
【対談動画のざっくり概要】
大井川知事は、茨城県が「日本一幸せな県の実現」を目指していることを説明し、幸福に関する指標の導入を検討していることを明らかにしました。また、知事は、経済的安定や環境の豊かさなど、幸福を形成する要素について言及しました。
加藤社長は、彼女のキャリアと、観光業および地方創生に関する彼女の経験について語りました。彼女は、自分の興味や能力を追求し、それを仕事や趣味に結びつけることが、個人の幸福感を高める重要な要素であると強調しました。
両者は、個人が自分自身の幸せを見つけ、追求するためには、選択肢が豊富で、個々の興味や能力に合った環境が必要であるとの見解で一致しました。さらに、経済的な安定だけでなく、生活の質や人間関係の構築も幸せに寄与するという点で同意しました。
この対談は、幸せとは何か、そしてそれをどのように実現できるかについての洞察を提供し、個人と地域社会の両方で幸福を追求するための重要なポイントを強調しました。
◯ 幸福度指標とは何か?
幸福度指標は、自治体が住民の幸せを数値化し、具体的な施策の方向性を定めるための道具です。
茨城県はこの指標を用いて、「日本一幸せな県」を目指しています。この取り組みは、幸せが一般に抽象的かつ個人的なものとされがちな中で、具体的かつ統計的なアプローチを提供しています。
◯ 指標作成の重要性
自治体が指標を作成することの重要性は、以下の点に集約されます。評価しづらい「しあわせ」を指標化できることは大きく3つのメリットがあります。
・政策の方向性決定
指標は具体的なデータに基づくため、政策立案において感覚や主観に頼ることなく、客観的な判断が可能となります。
・透明性の向上
数値化された指標は住民にも分かりやすく、自治体の取り組みの透明性が高まります。
・成果の測定
定期的な指標の測定により、施策の効果が具体的に把握でき、必要に応じて修正や改善が行えます。
◯ 「私の幸せは私が決める…!」ディストピアの到来か?
「自治体が幸せを定義する」といったことに批判もあるかもしれません。
しかし、これ以外の幸せを認めない!!っていうわけではありません。
幸福度指標の導入は、住民の自由な幸福追求を支援するための手段であり、ディストピアの始まりではなく、住民の個々の幸せを実現するための基盤強化を目指しているわけです。
・多元的な指標の提供
幸福度指標の目的は、一方的に「幸せ」とは何かを定義することではありません。むしろ、幸福に影響を与える可能性のある様々な要素を数値化し、それぞれの要素が個々の住民にどのように影響するかを理解するためのツールです。これにより、住民一人一人が自分自身の幸せを探求するための多様な視点が提供されます。
・政策決定の透明性と住民参加の促進
幸福度指標は、自治体が行う政策の効果を測定し、その結果を住民に公開することで、政策決定の透明性を高めます。これにより、住民が自治体の施策に対して意見を述べたり、参加したりすることが容易になります。
・幸福追求のための基盤作り
幸福度指標の導入は、住民の幸福追求を支援するための基盤を作ることを目的としています。例えば、健康や教育、安全などの要素が改善されれば、住民は自身の幸福を追求する上でより良い環境に置かれることになります。
・指標は常に進化する
幸福度指標は固定的なものではありません。社会の変化や住民のニーズに応じて、指標は常に更新され、進化します。これにより、時代や文化の変遷に伴う幸福の多様な側面が反映されることになります。
・個々の自由と社会的支援のバランス
幸福度指標は、個人が自分自身の幸せを追求する自由を奪うものではなく、むしろその自由を支える社会的条件を整えることを目指しています。自治体が提供するサービスやインフラが充実すれば、住民は自分自身の幸せを追求する上でより多くの選択肢と支援を得られるようになります。
ディストピアのはじまりではない、って私は捉えています。
茨城県『第2次茨城県総合計画〜「新しい茨城」への挑戦〜IBRAKI NEXT CHALLENGE』にもまとめられています。茨城県の本気度!
◯ 類似の「ウェルビーイング」指標
地域幸福度(Well-Being)指標をとりまとめているものもあります。
◯ 見える化し、もっと市民を「しあわせ」に
茨城県の幸福度指標は、自治体が住民の幸せを具体的に数値化し、それを基にした政策立案を可能にする画期的な取り組みです。
幸せの定義がより明確になり、住民の幸福追求に寄与しています。
それぞれの地域で同時指標をつくっていくことも重要かもしれません。それぞれのまちの、それぞれの「しあわせ」がきっとある。
そして、全国的な幸福度の向上につなげていきたい。
岡崎市においても、様々な制度や施策を実施するにあたり「効果指標」として事務事業評価もあります。指標化しづらいもの、定量化しづらいことを実現できることで、もっと市民が「しあわせ」になる取り組みへとアップデートすることができる。
毎回、私のnoteの文頭に書いているように「家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。20年、30年先の岡崎市の未来をともにつくる」
だからこそ、一人ひとりの「しあわせな時間を、1日1時間でもプラスする。『しあわせな+1時間を』つくっていく。時間をつくり、活かす。
そのためには、自治体だけ、企業だけ、市民団体だけではなく、それぞれが連携共創によって社会課題を解決することが必要不可欠です。
さぁ、共創だ!
◯ 【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)
岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。
岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!
記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。
サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!