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【コミュニティ】マネジメントは経営もスポーツも同じ! 青山学院大学 原晋監督メソッド

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」目指して活動しています。

家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。積極的に「未来への投資」をし、20年、30年先の岡崎市も豊かで選ばれるまちへ、そんな未来をともにつくる。

ともにつくる岡崎市の未来!

私、ひるた浩一郎は、2024年2月22日(木)に岡崎市シビックセンターにて開催された「令和5年度岡崎碧青会 経営者セミナー ビジネスに活かす青学有償に導いた成功の方程式と戦略」に参加しました。


◯ 青山学院大学 陸上部監督 原晋さん

2023年11月4日(土)に開催された「青山学院校友会あいち支部」においても、青山学院大学 陸上部監督 原晋さんにお会いしており、今回が2度目でした。以下のnoteでも書きましたが、この時は講演というよりもインタビューでした。

今回のセミナーは、ガッツリと講演でしたので原晋さんの考え方や想いをお伺いすることができました。

私は青山学院大学 経済学部を卒業していますが、陸上部は全く関係ありませんでした。それでも、在学中の2009年に33年ぶりに出場した時にキャンパス内に大きくお知らせされていたことを今でも覚えています。

◯ 会場は岡崎市シビックセンター

岡崎市にあるシビックセンターで開催されました。

実は、2022年9月15日(木)に岡崎JC(岡崎青年会議所)の例会で石破茂さんと森山泰行さんをお招きした対談イベントの場所でもあります。私が対談のモデレータをさせていただいたこともあり、会場としても思い出深い場所です。

◯ チームマネジメントとして、組織を動かす

原晋さんのお話は陸上部監督として、選手や組織をどのようにしてマネジメントするかといったことだったんですが経営においても、政策運営においても、チームとして進んでいくためのヒントがたくさんありました。

業界や業種が異なっても、本質的なチームマネジメントの根底は同一だとあらためて感じました。

 -能力差ではなく熱量の差

人間の能力に大きな差はない。
あるとすれば熱意の差。

エース級の人材がいたとしても熱量差でひっくりかえることはあり、チームとして、組織として動いていくためいはその熱量をどうやって高め続けるか。モチベーションを高く練習に取り組める環境を整えていけるかがマネジメントとして必要。

 - 理念の共有と異なる価値観を認めること

理念を共有しつつ、異なる価値観を認め各々がリーダーマインドを持って高みを目指す

「理念」として、こうなりたい!を共有することがとても重要。「箱根駅伝で優勝したい!」から練習量をする、門限を守るといったことにつながっていく。ただ軍隊的な、官僚的な「俺が監督なんだから、黙って従え!!」と盲信させるのではなくそれぞれがリーダーマインドを持って活動してもらえる環境を整えることがマネジメントとして必要

 -自立、半自律、自律は時間がかかる

【自立】
5+3=X
【半自律】
X+Y=8
【自律】
X+Y=Z

エースを中心とした「あいつにだけ頼る」ではなく、チームとして組織力で戦うためには少しずつ時間をかける。「自立」→「半自律」→「自律」に向かっていく仕組みをつくるためにも「良い子」であることの概念を変えていくことがマネジメントには必要。

 -「失敗」の種類

・シンプルミス
・システムミス
・チャレンジミス

シンプルミスがあった場合は、厳しく叱る。例えば、遅刻したことや忘れ物など。(シンプルミスが発生しないようにシステム化へ昇華)
システムミスがあった場合は、仕組みが間違っているので仕組みの変更へ。
チャレンジミスがあった場合は、真剣に向き合った結果の「失敗」であるため「褒める」、みんなで検証する。

◯ 原晋さんのインタビュー

セミナー内で原晋さんは「私はずっと同じことをこうした場ではお話しているんです」と言われていました。より詳細を知りたい方はインタビュー記事や著書を読まれるとオススメします。

◯ マネジメントは「管理」ではない

マネジメントを日本の会社的だと「管理」…「監視」に近い使われ方を市ていることが多い印象です。PCをモニタリングしてサボっていないかチェックする、テレワークではサボっていないかチェックできないといった声がマネジメント層から出てきた理由の一つでもあります。

マネジメントは「管理」だけではなく、モチベーションを高めること。エンパワーメントして、エンカレッジすることがこれからのマネジメントだと考えています。ざっっくりいうと「魅力やポテンシャルを最大限発揮させること」です。

人には合う、合わないがあるのでブラックな環境のほうがガンバれる方もいるかもしれません。しかし、私自身は心理的安全性が担保された環境でこそ人はクリエイティビティを発揮でき、一生懸命に活動できると信じています。

◯ 「やってみよう!」の空気づくり

「失敗」についても、『宇宙兄弟』で南波六太がいうように「本気の失敗には価値がある」んです。

©小山宙哉『宇宙兄弟』/講談社

しかし、現在の市役所はどうでしょうか。公務員はどうでしょうか。

「もし、失敗して市民からクレームがきたらイヤだから」
「もし、失敗したら上司から叱られることがイヤだから」
「もし、もうちょっとで定年退職なのに責任問題になったらイヤだから」

こんな気持ちで仕事に向き合っており、なかなか新しいことや取り組みにチャレンジしよう、取り組みをしようといった「チャレンジミス」を許容する雰囲気がない自治体が多いのではないでしょうか。

これでは新しい社会課題や市民一人ひとりの「困った…」を変えることはできません。新しい課題や問題に対して100%成功する、そんな魔法の杖も銀の弾丸もないんです。

だからこそ、「チャレンジミス」をもっと奨励する場。「やってみよう!」といえる仕組みだけではなく、組織風土。空気感が重要です

これは、まさに原晋さんが言っていた「理念」にも通じるものだと感じます。「真剣に向き合った失敗をほめる」理念、これが今の市役所や公務員には必要です。

民間企業では、オープンイノベーションを促進していくにあたって新規事業創出においても「新規事業や新商品開発の成功確率は「千三つ(せんみつ)」」と言われています。

997はムダだったのでしょうか? 意味がないのでしょうか? やるべきではなかったのでしょうか? 

私は決してそうは思いません。

試作品や取り組み開発をしたからこそ、900回の試行錯誤したからこそ新しく気づきと学びを活かした「本当に価値のある解決策」につながっていると私は信じています。

モノづくりのプロたちが挑戦するNHK『魔改造の夜』に私の知り合いや友人が多数参加しており、彼らの考え方や取り組みがまさにそれです。

私自身、アイデアソンやハッカソンイベント等に数多く参加してきました。その経験からも、いきなり100点満点の解決策にたどり着くなんてことはありませんでした。様々な考えをめぐらせて、少しずつ課題や解決策がアップデートされていく。

2017年に開催されたメーテレ主催のハッカソン『メイキンクエストに参加できたことは私のつながりや経験としても大きな影響がありました(ザブングル 加藤歩さんとご一緒しました!)

多様な価値観をかけあわせ、そして、「やってみよう!」の雰囲気のなかで連携・共創することが今後の市役所にとっても、本気で社会課題解決を進めていくためにも重要なんです。

だからこそ、こうした組織を新しい岡崎市の若きリーダーとしてつくっていく。

さぁ、共創だ!



◯ 【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)

岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。

岡崎市長選に35歳元市職員、昼田さん出馬へ デジタル化に意欲‐中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/774644

過去か、未来か、どちらをあなたは選びますか。

市長が変われば、市役所が変わる。
市役所が変われば、まちが変わる。
まちが変われば、未来が変わる。

岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!

記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。


サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!